表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

18/123

-18-

 そのときすでに、城水家の様子を玄関外の植え込みからうかがうクローン[2]の姿があった。クローン[2]は城水家の室内音声を傍受ぼうじゅする超高感度受信機を耳に装着していた。むろん、街へ散らばった他のクローン達も同じ受信機を着けていたのである。彼等の目的が何なのか? は、誰にも分かる訳がなかった。城水家の様子は逐一、UFO内で映し出され、解析されていた。彼等の行動目的は、まず城水の情報を得ることから始められたのだった。

[彼は、まだ自分が我々と同じ異星人だということを認識していないようだな]

[はい!  そのように思えます…]

 編隊の指令船内での会話である。彼等は地球上のあらゆる言葉を使いこなせた。彼等自身の惑星後はあったが、日本に降り立った瞬間から、日本語で話し始めた。彼等がどの惑星からやってきたのか? は不明としか言いようがなかった。まだ地球の科学では解き明かせていない天体からの飛来だったからだ。数十年前、生まれて間もない城水の体内に宿生した彼等は、彼を残して地球上から飛び去ったのである。では、彼等が何のために城水の体内に宿生し、城水の住む近郊の山に舞い降りたのか? それは、壮大な宇宙生命の存続に関係していた。

「行ってきまぁ~~す!!」

「気をつけるのよっ!」

 キッチンでの朝食を急いで終えると、雄静ゆうせいはランドセルをあわただしく背負って家を飛び出していった。通学バスの時刻が迫っていたのだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ