表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

16/123

-16-

「ゆうちゃん、お外で何してたの?」

 キッチンへ入ると、里子がいぶかしげな顔で雄静ゆうせいたずねた。城水の教育方針で、我が子には無干渉むかんしょうが城水家の立て前となっていた。

「ん? 友達とね、お約束が…」

「ふ~~ん」

 里子の攻撃は手止まりとなり、それ以上の追及がなかったのは、城水としては幸いだった。

 夕飯後、城水はテレビを観る気にもならず、早々と書斎へ入った。今日の一日の出来事を、じっくり理詰りづめに考えてみようと思ったのだ。しかし、どうも理詰めには詰められなかった。それは当然で、SFまがいの出来事を科学的に詰めて考えようというのは、そもそも無理な話なのだ。考えがまとまらにないうちに時間だけが過ぎ、夜も更けていった。明日も学校があるから、そろそろ寝るか…と寝室へと向かった。里子はすでに眠っていた。城水はベッドへ横たわり、眠りながら考えを続けた。思えるのは、自分と何か関係があるのか…ということだった。このとき、すでに城水が住む周辺に異変が起こり始めていた。むろん、そんなことを城水が知るよしもなかった。

 異変とは、城水が住む街の後方に広がる山裾やますそへ降下したUFO編隊の飛来である。編隊は一端、姿を隠したかに見えた。だがそれは人間の目には見えないバリア状のシールドを張っただけのことだった。いや、そればかりではない。上空、数百mのところまで降下した編隊は、発する一切の音を遮断していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ