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 その有りようは、どう考えても城水には妙に映った。もちろん、石ころや塵は城水が車を駐車場に止めてから気づいたことだったのだが…。

「で、UFOはゴミをどういう具合に吸い取ってったんだ」

「えっ? 掃除機みたいに…まるで竜巻のようでした」

「ははは…竜巻か。まあ分からなくもないが、先生はにわかには信じられん。このことは誰にも言うなよ。先生と到真の秘密だ、分かったな」

 口ではそう言った城水だったが、心中では完全に話を信じていた。その後、しばらく話し合い、二人は別れた。

 城水が帰宅すると、一人息子の雄静ゆうせいがランドセルを背負ったまま玄関前に立っていた。

「どうしたんだ、雄静?」

 怪訝けげんな面立ちで城水は雄静を見下ろした。

「パパ、変なもの見たよ」

 今年、大聖小学校に入学した一年生の雄静は先に帰宅しているはずだった。それが、家には入らず、玄関前で城水の帰りを待っていたのである。雄静は心なしか震えていた。

「何を見たんだ?」

「UFO…」

 雄静は小声で朴訥ぼくとつに答えた。

「…」

城水は、すぐに言葉が出なかった。到真、雄静の二人にUFOなどという有り得ないものを見たと言うへわれたのだ。それも同じ日に、である。城水の心中は、UFOは現れたのかも知れんぞ…という確信へと変わりつつあった。

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