表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
121/123

-121-

 そんな馬鹿な話はない! それが異星人達にどのような諸事情があるとしても、だ! と、益々、城水の怒りは増した。脳内数値は興奮度を危険と判断し、WARNINGの赤色文字を城水の脳内で輝かせ始めていた。

「馬鹿にしてるわねっ! 私達をいったいなんだと思っているのっ!」

 怒っているのは城水だけではなかった。里子は城水以上に憤慨ふんがいしていた。

「そうだよ! 僕んを馬鹿にしてるっ!」

 雄静ゆうせいも里子の手下になって怒った。城水に二人をなだめるすべはなかった。そのとき、城水はにわかに耳鳴りに襲われた。そして、耳鳴りが治まったとき、指令からのテレパシーが聞こえた。

[城水よ、まず、家族と手をつなげ。そうすることにより、私の声が家族達にもとどくだろう…]

 城水は指示されるまま、真中に立ち、両手で二人の手を握った。

[お前達を馬鹿にしている訳ではない。これはひとえに、我々の諸事情によるものだ。納得がいかないだろうから、その諸事情を説明しておこう]

 勝手なものだ…と思えたが、城水としては聞く他はなかった。

[世界各地で日々、頻発ひんぱつする我々の地球上での環境不適合問題が、お前達家族の移送を困難にしているのだ。我々は日々、その問題解決に力を費やさねばならず、計画は大幅に遅れている。だが、この計画はすでに始動しているのだ。今、計画を停止すれば、宇宙は崩壊し、無と帰すことになる。それだけは、宇宙全体の代表としての使命をになった我が星団として、何が何でも阻止そしせねばならない]

 その声は里子や雄静にも響いて聞こえた。声は続いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ