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城水は、妙だな? と感じた。脳内数値も、予測不能の確率を70%の数値で示した。数分後、城水の背広のポケットに入れた地球外物質が、暗闇の中で緑色の光を点滅し、輝き始めた。
━ 異常事態が発生した。その事情により、今日の移送は中止される。明日の夜、もう一度、ここへ来てもらいたい ━
三人に聞こえる音声を発し、地球外物質はそう伝えるとすぐに光を消した。城水は、どういう事情が出来たのか知らんが、勝手なもんだっ! と、少し怒れた。こんなことなら、家族を連れて態々(わざわざ)、深夜に出る必要はなかったのだ。里子や雄静に申し開きできないではないか…。城水の怒りは、いっこう鎮まらなかったが、そんなことを言っても仕方がない・・とも思え、我慢した。
[この時間に明日もう一度、来ればいいんだな?]
城水は里子や雄静にも聞こえるよう、声を出しながらテレパシーを送り返した。
━ ああ、そういうことだ ━
地球外物質は短く返答すると、緑色の点滅を消し始めた。
[待ってくれ! 今度は間違いないんだな]
━ 新たな事情が生じない以上、大丈夫だろう ━
[だろう?! って、確定ではないのか]
城水は諄く訊いた。
━ グチャグチャと五月蠅い奴だ。私にそんなこと、は分からん! ━
地球外物質は怒りのあまり、切れたように突然、パッ! と光を消した。
[二人とも、聞いてのとおりだ…]
城水は里子と雄静に、そう言う他はなかった。




