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その解答とは、諸事情が異星人達が地球上で生存する上で生じる種々の環境不適障害である・・というものだった。城水にその兆候が現れないのは、城水の身体が人間の部分を残した半異星人だから・・という。そうなのか…と城水は思いながら、いつしかウトウトと灯りをつけたまま微睡んだ。
「あなた!! 起きてっ! 時間よっ!!」
里子に揺り起こされて城水は目覚めた。腕を見ると、指示された日付が変わる午前0時には、まだ小一時間あった。
[雄静は?]
「さっき、起こしたからもう起きてくると思うわ…」
里子は冷静に言った。里子の言葉どおり、しばらくすると雄静が眠い目を擦りながら居間へ現れた。
「この前、天体観測で、これくらいに起きたことがあったよ」
雄静の呑気なひと言に、城水は少し心が和んだ。これから起きようとしていることは、城水がいまだ体験していない未知への恐怖である。ただ、半異星人化している分、恐怖心は脳内数値によりある程度は解されていた。
外は漆黒の闇が支配する深夜だった。物音一つしない中、城水は里子と雄静を乗せ、車を始動した。坂の下まで下ると、案の定、交番には藻屑巡査のウトウト眠る姿が垣間見えた。地球外物質が言ったとおりだ・・と、城水は車窓に映る藻屑巡査の姿を見ながら思った。
指令の時間、三人はマンホールの横に立っていた。幸い、寒くはなかったが、時折り、犬の遠吠えする声が聞こえた。そして、城水が腕を見たとき、ちょうど日付が変わった。だが、辺りには何の変化もなかった。




