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[迎えとは?]
迎えの意味が分からない城水は指令にテレパシーを送り返した。
[そのうちお前や家族にも分かるだろう…]
指令は城水に即答した。
[どういうことです?]
[それは、お前のポケットに入っている物質に訊けばよかろう]
「あの…どうかされたんですか?」
城水は声で目をハッ! と開けた。斜め前には、定食屋の主人とその連れ合いらしい中年女性が立ち、訝しげな眼差しで城水を見ていた。
[ははは…いや、なに。少し考えごとをしてたもんで…]
「ああ、そうでしたか。それならいいんですけどね。なにぶんも箸を置かれたまま、ずっと食べられないから、なにか手前どもに粗相があったんじゃないかと、カカアと話してたんですがね。なあ、お前」
「ええ…」
やはり連れ合いか…と城水は思った。脳内数値は87%の確率数値を100%に修正して示した。城水は腕を見た。
[いけないっ! こんな時間か]
午後の授業が20分後に迫っていた。城水は慌てて箸を持つと、ガツガツと食べ急いだ。
指令が城水にテレパシーで告げたことは真実だった。




