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━ そうだ…。いずれ、何らかの指示があるだろう ━

 地球外物質はテレパシーをすぐ城水へ送り返した。地球に生息する人間にとって試錬とも思える最後の審判が、まさに下されようとしていたのである。そのことを知る者は、世界の人間の中で城水を含む、ごく限られた人間しかいなかった。

 城水が指令からのテレパシーを受けたのは、脳内数値の予想に反し、なんとも唐突とうとつなタイミングだった。そのとき、城水は昼食を学校近くの定食屋で食べ始めたところだった。唐突というのは、城水がいつも楽しみにしているぶ厚い出汁巻きをひと口、頬張ろうとはしを口へ近づけた瞬間だった。なんとも悪いタイミングで、城水は仕方なく口のよだれをゴクリ! と飲み込みながら出汁巻きを皿へもどし、箸を置いた。

[城水、久しぶりだ。食事中に申し訳がない]

 城水の脳内に受けれた感覚がよみがえった。UFO指令から発せられたテレパシーの声だった。ただ、分かっているのなら、時差を使えよ! と、タイミングの悪さに少し怒れる城水だった。

[お久しぶれです…]

 城水はすぐテレパシーを返した。

[決定された星団の最終判断を伝えておく。以前にも言ったと思うが、人間達の英知を信じ、このまま存続させようということになった。ただし、人類として不適と判断された者は、一人残らず消去されることになる]

 指令の冷静で機械的なテレパシーを城水は感じた。

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