表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

103/123

-103-

「あなた…お気をつけてね」

 城水は里子の言葉をムズがゆく耳に受けながら玄関を出た。以前は上から目線で「早く帰ってね!」だったことを思えば、異星人も捨てたものじゃないぞ…と思えた。城水が異星人だと打ち明けたのは里子と雄静ゆうせいの二人きりで、家族以外は誰も知らない事実だった。別に隠すことではなかったが、教師としての立場上、やはり大混乱は避けたかったから、城水は他人には一切を伏せていた。

「先生、おはようございます!」

 クラス委員の到真とうまが校門の前で城水を待っていた。

「おお、おはよう…。また、何かあったか? お前が早いときは、必ず何かあるからな」

 ややテンションを意識的に高めて城水は本来の城水的に言った。脳内数値はすでに到真の集積データを瞬時に計算していた。到真が早く登校するときは、異常な事態が起こったときで、彼は平常時は95%以上の確率で遅刻ぎりぎりの時間タ意に登校する・・と、脳内数値は結果を出していた。

「先生。今朝、僕、また見たんです」

[何を?]

 城水の脳内数値は、瞬時に到真が言った意味を分析し、過去のデータとして、到真が以前、UFOの目撃情報を早朝に登校して城水に告ったことを発見していた。その脳内データの数値分析により当然、城水にも瞬時でそのことは認識できたから、えて知らないていで到真に訊ねた訳だ。この会話のデータも過去、城水と到真が会話した内容がデータとして引用された。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ