表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

102/123

-102-

 城水がテレパシーを送った瞬間、地球外物質は緑色の光を消し、ゆっくりと城水の手の平へ下りて乗った。誰が見ても、ただのザラザラした石ころに思えた。

[まあ、こういうことだ…]

 城水は納得させるかのようにつぶやいた。

「いいじゃない! あなたは、あなたよ」

「そうだよ。パパはパパ」

 雄静ゆうせいが里子の子分になって言った。

[まあ、そう言ってもらうとなんだが…。ひとつ、これだけは言っておく。今後、何事があろうと、お前達の安全は保障する。私を信じなさい]

 城水は人間的にテンションを上げて二人を見つめ、力強く言った。

 そんな連休中の一日が去り、城水家にも平穏な日々がもどっていた。ただ今までと違うのは城水に接する里子と雄静の態度だった。里子は今までの上から目線的な言い方をやめ、雄静は雄静で、ことあるごとに城水の超能力を見せてくれるよう、せがんだ。そんなことは城水の苦ではなかったが、気がかりだったのは、そろそろ異星人の結果が示されることだった。場合によると、城水は異次元に飛ばされ、過去の自分に戻されるのだ。それは、人間が地球上に君臨する有能で最適な生物ではないと判断された場合だった。その場合、選ばれたほんのひと握りの人間を除き、すべての人間は抹殺まっさつされるか、あるいは島流しのような他惑星へ強制移住させられるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ