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城水がテレパシーを送った瞬間、地球外物質は緑色の光を消し、ゆっくりと城水の手の平へ下りて乗った。誰が見ても、ただのザラザラした石ころに思えた。
[まあ、こういうことだ…]
城水は納得させるかのように呟いた。
「いいじゃない! あなたは、あなたよ」
「そうだよ。パパはパパ」
雄静が里子の子分になって言った。
[まあ、そう言ってもらうとなんだが…。ひとつ、これだけは言っておく。今後、何事があろうと、お前達の安全は保障する。私を信じなさい]
城水は人間的にテンションを上げて二人を見つめ、力強く言った。
そんな連休中の一日が去り、城水家にも平穏な日々が戻っていた。ただ今までと違うのは城水に接する里子と雄静の態度だった。里子は今までの上から目線的な言い方をやめ、雄静は雄静で、ことあるごとに城水の超能力を見せてくれるよう、せがんだ。そんなことは城水の苦ではなかったが、気がかりだったのは、そろそろ異星人の結果が示されることだった。場合によると、城水は異次元に飛ばされ、過去の自分に戻されるのだ。それは、人間が地球上に君臨する有能で最適な生物ではないと判断された場合だった。その場合、選ばれたほんのひと握りの人間を除き、すべての人間は抹殺されるか、あるいは島流しのような他惑星へ強制移住させられるのだった。




