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D、もしくはクボの街々  作者: ベイズ335
プロローグ
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1/38

御報告

 

 ―――――

 

 ええ、なすべきことはなされたように思います。

 少なくとも今、僕がなすべきことは。

 街をうろついていると、辻に説教師を見つけました。彼と共に祈りましたよ! 他に仕方がありませんから。


 ここは潮の匂いがとてもとてもします。

 批難され、侮辱されるか、あるいは成功を収めるかもしれません。どちらも望んでいたわけではありませんが、そのどちらでもないことよりはましだと思っております。何も起こらないことよりはだいぶましでしょうから。

 どうしてこのようになってしまったのか分かりませんが、こうなるべきだったのでしょう。


 お話すべきことはたくさんありますが、そのうち、お目にかかるべく参上いたしますので、詳しくはその時にでも。


 ええ、話は長くなってしまうかもしれませんね! 僕には上手く語るということができないようでしたから。その代わり、いい酒を持ってまいります。こちらで買った葡萄の美味しいお酒ですよ! 


 事の始まりよりずっとずっと前、おそらく、島の歴史からお話しなければならないのです。使用人も連れて行きます。甘いものはお好きですか。美味しいクレームアンヴェルセを作らせましょう。お持ちするお酒に合うかどうかは分かりませんが。


 思い出せば、あの日も僕は酒を飲み明かしておりました--。

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