表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
一蓮華《いちれんはな》は溺愛白狐《シロ》に守られている  作者: 猫邑 ゆか
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
55/66

幕間:見えてるあの娘に、見えない僕

※この小説の続きをスムーズにお楽しみいただけるよう、【ブックマークに追加】を押して設定を保存してください。

 彼女に出会ったのは、僕が寺の境内でうずくまっていた時だ。


 僕を『シロ』と呼び、泣き叫ぶ女の子。


 突然の大きな声にびっくりしちゃって、逃げ出そうかと思ったけれど、僕の足は根が生えたみたい重くて、どうしても動かなかった。


 どれくらい経っただろう。


 少し大きな男の子が僕を抱き上げて、彼女へと渡した。


『……シロ。大丈夫だよ』


 耳元には何度も枯れた声が降ってきた。

 僕の頭から背中を、何度も何度も撫でてくれた。


 なんてあったかいんだろう。

 まるでお日様みたいに心がぽかぽかする。


 僕は深く安心して、目を閉じた。


 それからずっと、僕が傍で見守り続けているあの子。

 狐色の髪のなびく、女の子。


 もしもあの子に、今、この姿が見えたなら。


 頭を なでなで

 お耳を さわさわ

 尻尾も もふもふ


 あの時のように、あったかい腕で抱っこもしてもらえるかな。


 いつかもし、この声に気付いてもらえたなら。

 いつかもし、この姿に気付いてもらえたなら。


 たとえ見えなくとも、聞こえなくとも、触れられなくとも。

 それでも僕は、キミの傍で語り続けよう。


 辛い時も、幸せな時も、いつまでもいつまでも、ずーっと一緒に傍に居ることを。

お読みいただきありがとうございます。このお話の続きを楽しみにしてくださる方は、ブックマークや評価で応援していただけると励みになります。どうぞよろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ