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村外れの小さな家のなんでもない日々  作者: 翠蓮


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8/11

トマトの季節がやってきた

庭の畑に植えてあるトマトが次々に食べ頃になってきた。

トマトは大好きなので、多めに植えてある。

特に好きなのはラタトゥイユもどきのトマト煮。

ズッキーニも収穫できたので、今日はこれを使おう。


鍋にオイルと刻んだニンニクを入れて火をつける。

香りが出てきたらざく切りにした玉ねぎを入れて炒める。

それから一口サイズに切ったズッキーニを、これもドバっと鍋へ。

中火で炒めながらある程度火が通ったら、カットしたトマトをこれもどばーっと。

水で戻しておいたひよこ豆もここで投入。

軽く塩、コショウと、オレガノはしっかり入れて、あとはグツグツと煮込むだけ。

しっかり火が通ったら、最後にもう一度塩コショウで味を整えれば完成!

コショウをしっかり効かせるのが好みだ。


昼夜食べて、残りは冷蔵庫で冷やしておいて明日も食べよう。

この手の料理は、鍋いっぱいに作って続けて食べるのが好きだ。

洗い物も少なくて済むし。



さて、パンとトマト煮でお昼を済ませたら、午後からはたくさん採れたベリーを、干したりジャムにしたりして保存用に加工作業を始めよう。

煮沸消毒した瓶を並べて、鍋には洗ったベリーをざあっと。

長期保存できるように、砂糖もどっさりと使う。

ジャムができたら、地下の貯蔵室の棚に並べておくのだ。



予定していた仕事を一通り終えて、ウッドデッキの椅子に腰を下ろした。

もう夕方だが、日が長くなったのでまだ空は明るい。

ハーブティーに今日は少し蜂蜜を入れて。

ゆっくりと香りを味わいながら、空と庭を眺める。

白い雲の端が、夕日を受けて金色に輝いていた。

水色とオレンジの組み合わせもいいわね。何で試してみようかしら、なんて考えながら。


バウは私の足元で丸くなって寝ていた。

金色の毛が、時折風で軽く揺れる。

明日はバウと、湖までお散歩しようかしら。

空の端に、夜の気配が混じり始めた頃、ティーセットを片付けながら、バウに声をかけた。

「そろそろ中に入るわよ。晩ご飯にしましょう」

バウは飛び起きて、尻尾を振りながら私のあとに続いた。


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