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村外れの小さな家のなんでもない日々  作者: 翠蓮


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7/11

スイカ模様のグラニーバッグ

さて、先日街で仕入れてきた糸でバッグを編もう。

どんな形にしようかしらと考えた結果、両端を細編み、本体部分は長編みで編んでみることにした。

この編み方なら、真ん中で折りたたんだら自然と台形に近くなるはず。

見切り発車だが、自分が使うものだからこのくらい適当でいいのだ。

スイカらしさを出すために、緑は2段、紺は1段で往復していく。

糸始末は嫌いなので、色替えも糸を切らずにそのまま編み込んでどんどん進めていく。


持ち手は丸い木製のハンドルをつけよう。

夏らしい雰囲気になるはず。


長編みでみっちり編んであるので、内布をつけなくてもよさそうに仕上がった。

「おお、これはなかなかのスイカ模様」

色だけ見れば緑とほぼ黒に近い紺なので、落ち着いた雰囲気のバッグに仕上がった。



時刻はお昼を過ぎた頃。

庭の菜園からトマトをもいでスライスし、パンにハムと挟んで簡単なサンドイッチにした。


明け放たれた窓から、涼しい風が入ってくる。

湖から吹く風のおかげでこの家は涼しくて、暑さが苦手な私にはとても過ごしやすい。


サンドイッチを食べながら、午後は何をしようかしらと考える。

街で仕入れたビーズやボタンを並べて、次に作るものの構想を練ろうかしら。

耳飾りも素敵なものができそうだし、ブローチにするのも悪くない。

そう言えば以前スパンコールで作ったピンバッジを、さっきのスイカ模様のバッグに付けようかしら。

黄色だと、スイカの花らしくていいんだけどな。


簡単に昼食を済ませると、作業机の上に素材を広げた。

こうやって材料を眺めたり、手に取ってパーツ同士を組み合わせてみたり、ああでもないこうでもないと考える時間がとても好きなのだ。

それに、一人暮らしだと、出しっぱなしでも困らないのがいい。


青が好きで、1年を通してよく使う色だけれど、夏は鮮やかな色も使いたくなる。

ヒマワリをイメージした何かも作りたいな。

それに、ブレスレットが映える季節でもある。

海の生き物のチャームを使ったブレスレットも作ろうかしら。

作りたいものがどんどん浮かんできて、素材をさらに引っ張り出しながら楽しく散らかし続けた。



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