3章 第七話 捨てメイド?
本日最後の投稿です。
本日もありがとうございました。
次回もディー素点予定です。
今後もよろしくお願いします。
自称誕生日だった日から七日が経った。
俺は冒険者ギルドには行かず、喫茶店を営業していた。
金はまだあるし、正直喫茶店収入だけでも十分だ。それに、クララさんの強制依頼とクラウドさんの直接依頼がある。
王都から帰って来てからは、二人から依頼も無く、妹と一緒に喫茶店を切り盛りしてる。
先日は妹の仕事着がメイド服だった事に驚いた。
「ウララさんがくれましたので、たまに着てます」
いかんよ。いかん。可愛すぎる。俺は後悔した。
何故、今日が初めてなんだと。そして初めて見たやつの記憶を抹殺すると誓ったのだが、初めては、
ティファちゃんだった。
色々葛藤したが、妹の親友の記憶は奪えないし、ティファちゃんなら良しとした。
今日は午前営業だ。午後からはクラウドさんの家で勉強会。
俺は妹を送って、買い物と採取予定だ。
イチゴは自家栽培に成功しているが、妹が食べてしまい在庫切れ状態だった。時期が時期なので、採取は難しい。代わりの素材を採取予定。
店を閉めて妹と手を繋いで出かける。
勉強した事を教えてくれたり、料理の仕方などを話しながら歩く。
だからクラウドさんの家まではすぐに感じる。
クラウドさんの家の前ではティファちゃんが待っていて、出迎えてくれた。
二人仲良く家に入ると、俺も採取に向かう。
買い物は帰りだ。
いつもとは違う森に行き、採取を行ったが、目新しいものはなかったが、栗と柿を見つけた。
栗は前世では好きでは無かった。しかし、妹は好きそうだ。今日は栗ご飯を作ろう。米はまだあるし、別空間にはイチゴと一緒の栽培している。
あと少しで刈り取りなので楽しみだ。
街に戻りクラウドさんの家の行くと、エアリスさんも外に出てて、ティファちゃんと買い物に出かけるみたいだった。
妹は、先に帰ったみたいで、にいちゃんはちょっと寂しい。
ティファちゃんの話ではウララさんが、訪ねてくるのを思い出して帰ったそうだ。
この間、妹がウララさんに頼んだ物で聞きたいことがあるみたいだった。
妹は何を頼んだのだ?
俺は護衛では無いが、一緒に買い物の行く事した。赤ちゃんのリティちゃんはクラウドさんが見てるらしい。大丈夫なのか?あのおっさんで?
街の人は貴族夫人が歩いて、買い物に来てることにも慣れていて、普通に街の人と同じに対応している。
まあ、元は平民だし、その方がエアリスさんも気兼ねなくていいと言っていたけど、以前攫われた事忘れてませんか?と言いたくなる。
この街でそんな事をする奴が居るとは思えないけど、何があるか分かりませんよ。
今回は俺が居るしいいけどさ。
果物を選んでるエアリスさん達を見てると、裏路地に微かに動く気配があった。
探索を魔法を強化して、気配を探る。
猫かな?それとも犬?
この街には浮浪者は居ない。クラウドさんの政策で、皆に仕事を与えて住処も与えている。
馴染めない奴もいるが、そういう奴は大体が悪人だ。生きることに必死な人は感謝して一生懸命働く。例外もあるが、裏路地に居るのは、野良の動物が多い。
しかし今回は例外の人間だ。しかも女性。
俺は気になって裏路地を覗くと、どこかで見たことのあるメイド服を着た女性が倒れていた。
妹に関係する事以外女性の事を記憶しない俺だ。
思い出せないが、ここで放置するほど腐ってないので、とりあえずエアリスさんを呼んでこよう。
え、ここはお持ち帰りじゃないのかって、そんな事はしませんよ、めんどうだもん。大体こういうのは面倒ごともセットが一般だ。
エアリスさんを呼んでくると、
「ディー君、馬出して」
と少し命令口調で指示されたので、裏路地に隠れてウマゴを出した。
エアリスさんはメイドさんをウマゴに乗せて、帰ると思いきや、
「じゃ買い物の続きしましょう」
と呑気に言い大通りに歩き出す。
「ママ〜、これでいいの?」
子供のティファちゃんの方が大人だ。
「いいのよ、この子空腹みたいだから、食材買わないとね」
そうなんですか?メイド服で空腹?
「そうなんだ、じゃ、いっぱい買おう」
ティファちゃん素直だね。
俺は一応回復魔法だけかけて、ウマゴを引いてエアリスさんの後を追う。
買い物も終わり帰ろうとすると、メイドさんが起きた。
「あのー私なんで馬に乗ってるのでしょうか」
もっともな意見だ。それも相手は呑気に買い物してる。
助けてくれたのか、荷物なのかわからない。
「あら、起きたのね、今から帰りからそのままでいいわよ、帰ったらご飯にしましょう」
エアリスさん、それって俺もまた戻るんですよね、ウマゴ出した時から分かってましたが。
「あ、ありがとうございます、空腹で歩けないので助かります」
やっぱり空腹か。よく分かりましたね。エアリスさん。
俺たちはゆっくりクラウドさんの家に帰って、メイドさんを下ろして俺は帰った。面倒ごとはいらない。
でもそうはクラウドさんが許さない。
家に帰ったのに、俺は再度クラウドさんの家に向かうことになった。妹も一緒に。
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