3章 第二話 怨みと窃盗
本日最後の投稿です。
間話の人が出てます。気になったら読んでください。
ではまた明日もよろしくお願いします。
ルームサービスが来たところで茶番は終了した。
「ディー、エアリスもティファも美しいのは仕方ない事だが、口説くの辞めろ」
そう言ってクラウドさんはアイアンクローを終えてくれた。
惚気たっぷりで胸焼けしそうだ。
クラウドさんは椅子に座り、俺も席に座るように椅子を指差した。まだ怒ってる?
「とりあえず、今日のパーティーでの出来事を教えておこう」
やっぱりパーティーの事かな。やばいことあった?
クラウドさんはパーティー会場に入ったこと所から説明してくれた。
「ディーの事は秘密にしてあるが、宰相はやばい、わずかな違和感や情報で事実を突き止める」
あの宰相か、確かにやばいな。幽閉される前に会ったことがあるけど、全てを見透かす目は忘れようが無い。
「上手く逃げたつもりだが、万が一がある。自分の為に気をつけてくれ」
誰がその原因作ってるんだ!面倒だな。
「それじゃ早く帰りましょう、明日にでも」
「そうだな、明日帰るか、俺も王都に居ると面倒ごとが増えそうだし」
「私も帰ってゆっくりしたいわね。まだ体調戻りきってないし」
「私も帰る、でもラファちゃんにお土産買ってく」
満場一致で帰宅だ。
次の日の朝。
なんでコイツが居るんだよ!
豚貴族に石を投げて、そのまま帰り予定が、
オバハン元貴族まで的になっていたので、もう一泊して怨みをぶつける事になった。
いやー怖いわ。喚くオバハンに無表情で投げ続ける姿。一家揃って。しかも狙いは正確。
一家揃って、大リーグ行けるよ。
ここには無いけど。
しかし、あのオバハン死なないね。不思議だ。
目が潰れて、耳を千切れて、鼻と口は繋がってそうだし。
誰か回復魔法でもかけてるのかも。
まあいいか。少しでも長く懺悔してくれ。
クラウドさんはまた宿を取り直して、夕食を食べに外に出た。あのクラウドさん知り合いの店だ。
あそこは美味いから、何度でも行きたい。
ついでに妹のお土産もお願いしよう。
食事が終わって宿に帰りと随分と騒がしい。
クラウドさんが宿の人に理由を聞くと盗賊が出たらしい。しかもクラウドさんの部屋に。
被害は無く、ドアの鍵穴に棒?を差し込んでる姿で発見された。見つかったのにもかかわらず身動きしないのでそのまま捕縛され、既に憲兵が牢にぶち込んだと事である。
用心にトラップ仕掛けたけど、見事にかかったな。ザマァだ。
宿側は念の為部屋を変えてくれた。
その方がいいね。ナイス判断。
「パーティーに来てた血統派の貴族だろう」
クラウドさんは窃盗の依頼者を予測した。
クラウドさんは主流派、実力派とも言われる派閥だ。同じ派閥ではやらないだろう。それに盗みなんてセコイ事はしないで、自ら喜んで採取しに行くらしい。
「あの女にまだまだ投げたかったが仕方ない、明日一で帰ろう」
エアリスさんも“仕方ないわね”と言い、
「今度来たら、死ぬほど投げるわ」と言った。
死ぬって、エアリスさんが?それともオバハンが?どちらにしても、オバハンは無事では済まなそうだ。
朝になり、クラウドさんは頬に手形をつけて部屋から出てきた。寝坊したな。まだ日が上がってないから仕方ないか。
帰りはウマゴ馬車の特急仕様で一気に帰る。
妹に早く会いたいよ。
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