2章 間話 奴隷冒険者のその後 前編
本日も宜しくお願いします。
今度は奴隷落ちした冒険者達ですが、視点は、あの副ギルマスです。
本編に関係無いので、飛ばし読み大丈夫ですが、
読んでくださると嬉しいです。
以前は副ギルドマスターだった私が、犬になって一年が経った。
今や、ご主人様の言葉もわかる様になったけど、人の言葉は忘れました。
「ワン」と「ワン」の違いも分かりますよ。
文字にしたらわからないと思いますが、犬に文字は必要ないです。
昨日はご主人の誕生日で豪華なエサが出ました。あの牛肉風味のドックフードはまた食べたいです。
今日から新しい犬が来る様で、ご主人様の息子さん達の奴隷みたいです。
息子さん達も激しいので、新人さんが耐えられるか見ものです。出来る限り頑張って下さい、私の体にも限界があります。
どうやら来たみたいです。ドアの外が騒がしいので、いつもの新人さんみたいに嫌がっているのでしょう。
慣れれば案外居心地良いですけどね。
来たのは2匹、雄と雌ですが、見覚えがあります。
確か、そうです。冒険者時代のあの腐れリーダーと無能顔だけ女です。後で話を聞きましょう。犬語が通じればいいですが。
えっ、恨みはないかって貴方にも分かりますよ。
犬になれば、この気持ちが。
さて、2人とも諦めたみたいですね。尻尾も垂れ下がっています。顔合わせが終わった様ですね。
さすが息子様達です、早速試合開始見たですね。49時間耐久レース開始です。頑張れー♪
情けないですね、4時間でリタイアしたみたいです。
これからは私が代走ですね。残り45時間、まあご主人様の100耐に比べれば大丈夫ですね。
さあ、行きますか。尻尾はフリフリしながら。
流石に疲れました、2匹を相手するのは。途中でリタイアした2匹も戻されてきましたが、まだまだです。
四つん這いになったまま気を失ってる2匹の犬達。
忘れていた記憶が蘇ってきます。
私が冒険者を辞めた時の事を。
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