2章 九十七話 眠りの王子様
本日二話目です。
寝てしまっているディーの代わりに、妹ちゃんが話を進めてます。
暫く妹ちゃんのは頑張ってもらます。
妹サイド
私の声が届いたのか、宿から人が来てくれました。宿の方は、朝料理を並べてくれ、沢山食べると嬉しくて泣いてくれる人でした。
私とお兄様の顔を確認すると直ぐに、宿の中に運んでくれました。
「なんだ?この軽さは?人形じゃ無いよな」
宿の人が声を漏らします。
宿のソファーに横になったお兄様。運んでくれた人は、他の人を呼んで来る、と行って宿の奥に向かいました。
「お兄様、起きてください。お兄様」
私はただ涙を流すだけです。何も出来ません。
「クラウドさんの友人が倒れたって、部屋に運べ、俺は医者を呼んでくる!」
奥の方から声が聞こえます。そうですお医者さんです。話に聞いただけの人ですが、
確かどんな病気でも治してくれる人です。
「お嬢さん、一緒に来てくれるか?」
先程の人と、たまにお部屋にお水を持ってきてくてる人がお兄様を運んでくれます。
「なんだこの軽さは?」
「そうなんだ軽すぎる、ヤバいかも」
「とりあえず、部屋に運ぶぞ、あとポーション用意しておこう」
「そうだな、あと粥でも作っておく」
宿の人は相談しながらゆっくりとお兄様を運んでくれます。
お兄様は、身動き一つしないでただ運ばれていきます。
私の腕の中のキャトラも動きません。
お兄様をベットに寝かせると、一人の人が
「ポーション持ってくる」
と言って部屋から出ていきます。
もう一人の人は、部屋にあった水差しでお兄様に水を飲ませています。
水を少し飲ませて、
「今お医者さんくるから待って」
と言ってその人は部屋から出ていきました。
部屋には私とお兄様だけです。
「キャトラも寝かせない」
誰に言う訳では無いのですが、そう言って、クラウドさんが寝ていると思うベットにキャトラを寝かせます。
「お兄様もキャトラもなのがあったの?」
そう言って、キャトラの乱れた毛を撫でて整えます。
「クラウドさんの友人はここか?」
少し息が上がっている、中年のおじさんが、部屋に入ってきました。
その後ろからは、宿の人がついてきて、
「そこのベットに寝ている少年です」
と説明すると直ぐにおじさんはお兄様に近づき、
顔やら手、腕などを手に取り様子を見てます。
「お嬢さん、お医者様です、少し見ててください」
宿の人がそう言ったので、私はじっと待ってます。
「なんだこの衰弱の仕方は、1ヶ月間、飲まず食わずで徹夜で労働でもしていたのか?」
「いいえそんな事はないですよ、つい先日だって元気に美味しいそうな料理作ってましたから」
「とりあえず、栄養だ。ポーション持ってきてくれ、飲すの無理だ、体に直接入れる」
「ポーションをかけるんですか?ならタオルも持ってきます」
「いいや、最近とある書物から効果的に体内に栄養を取り入れる方法が発見された。それを試す」
「大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ、手順を誤ると危険だが、そうも言ってられない、あまりに危険な状況だ」
「お兄様が危険って!大丈夫ですよね、大丈夫だと言ってください」
私は話を黙って聞いてようと思いましたが、“お兄様が危険”の言葉についお医者様に声をかけてしまいました。
「大丈夫だよ、君のお兄さんは、少し疲れて寝ているだけだよ、少し長く寝てしまうかも知れないけどね」
お医者様はそう言いながら、色々と準備をしていきます。
大丈夫と言ってくれました。でも不安で不安で仕方ないです。
「ディー君!大丈夫なのか!」
空いていたドアからクラウドさんが入ってきました。その後ろにはエアリスさんとティファちゃんもいます。
何だか安心して私はまた涙を流しました。
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