エピローグ
ブーーーーンッ。
装置が完全に止まったのを確認して、俺は立ち上がった。
そして、大きく深呼吸をする。
あ、あれで、良かったのか?
俺の知っている話とだいぶ違った気がするが...。
仕様書...仕様書......とりあえず、確認しなくては...
「ヨッ!お疲れ!それアレだろ、よくやく漕ぎつけた例のβ版だろ?」
「ああ…。一般にまく前に確認の意味も込めて、一通り自分でやってみようと思ってな。」
「ほー。相変わらず仕事熱心なことで。
で、どうだった?」
「...バグが見つかったような気がする。」
「ゲッ、マジかよ。やだよ、俺。これ以上徹夜になるのぉ~。」
と同僚のリムが泣きそうな顔になっている。
確かコイツ、他のプロジェクトのヤツも、不具合見つかったとかで、しばらく家に帰れてなかったな。
いやーでもなぁ。あれバグに入るだろうか...。
キャラの違いはあったとしても、チェックポイントは全てちゃんと本筋通り通過したし...ただ、トータルでみると全然違う話に見えるんだよな。
とパラパラと仕様書を見てみる。
ゲームとしては裏ルートってことで、これはこれでアリか?
全然違うからこそ、寧ろ、良いのではないか?
いやでも、何で彼女は、話の展開を知っていた?
はぁ~わかんねぇ...
「とりあえず、報告がてらマネージャーに相談してみるよ。このままで、GOサイン出るかもしれないし。」
と言って俺は、リムと別れた。
「俺が人間らしい生活に戻るには、お前にかかっている!
頼んだぞ、スリン!」
と後ろから聞こえる奴の心の叫びを聞きながら、
俺は、課長の所へ向かった。
Fin
最後まで、ご愛読いただきまして、誠にありがとうございました。
誤字脱字の指摘をしていただいた方、ブックマークしていただいた方、評価していただいた方。
それぞれ創作の糧となり、感謝の言葉で言いきれません。
本当にありがとうございました。
今回のエピローグに関しては、最後まで入れるかどうしようか悩んでいたのですが、
タイトルの事もあり、結局入れる事にさせていただきました。
もし、「思ってたのと違う!」と思われた方いらっしゃいましたら、申し訳ございません。
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