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峠を越えた世界  作者: Making Connection


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第二十九駆

「ふう、暑くなってきたな。」

私は電動自転車で少年を追いかける形になっている。

少年の調子が良いため10時間かかるペースより少し速い感じで進んでいる。

他との対比ができないのと一般の人があまりゴールまで行けていないのでタイムの基準もあまりわからない。

当日の参加者にもよるが少年は良いところまで行きそうだと思う。

問題は初挑戦の少年が高校生で体力もあるとはいえ、他の人達も記念参加する人以外にも一生懸命練習したり趣味で乗ってる人とかもでもゴールできない人が多すぎる気がする。

ここまでの道のりがあまり険しくなかったからそう思うのか、暑さの影響なのかはわからないが何か要因があるはずだ。そこが今日一日で全部わかるとは思ってない。

でも、ある程度の予想とかはたてておくのが大人の仕事かなと思う。

白髭神社の前を通りすぎても少年は良いペースで走っている。JRの近江高島駅をこえて、滋賀県立びわ湖こどもの国を目指していく。

まだ街中を走っている感じではあるがここから先の高島市マキノ町に入ると山のようになってくるのできつめなのかもしれない。そう考えているとこどもの国についた。とりあえずトイレ休憩と水分補給をしてまた出発した。今日は次の海津大崎湖岸公園までの途中で知り合いの家に泊めて貰うことになっているのでそこまで走っていく事になる。

さすがに年を感じる。体力には自信があったもののさすがにビワイチに同行するほどの体力はなかったようだ。

少年は今どんな感じなのだろうか。


僕のペースが良いという話を先ほどの休憩所で聞いた。

その上でトレーニング等をしているとはいえ、めちゃくちゃきついという感じでもない。

なんならもっとペースをあげてよりタイムを早めて行かないといけないのかも知れない。

リタイアする人が多いというのも気になる。

スタート地点が毎年変わっているから地域的に彦根からのスタートの方が道的に楽なのかもしれない。

大津のスタートだと中盤辺りで山登りが入ってきて終盤までの体力が持たない可能性がある。

それで言うと彦根からのスタートでは終盤に山登りになるので、そこまでタイムを縮めつつ山登りの体力も残しておかないといけない。

そのペース配分と山登りのペースをしっかりと覚えておかないといけない。

9月は更に暑いのでそこも対処しないといけない。

今日はひとまず住職の知り合いの所に泊めて貰って明日からの山登りに備える事になっている。

そこでまた計画などをたてる事になるのだろう。

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