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「好き」に理由なんか…  作者: 白砂
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4月18日(火)②

昼休み



四人で昼食を食べ、みっちゃんは図書委員の仕事があるから図書室に、さっちゃんはバスケをしに体育館にいきました。


「凉、屋上に行こ?」

「うん、わかった」


二人になった私達は屋上に向かいました。


「誰も居ないねー」

「うん」

「まぁ、昼休みに屋上を使う人はそうそう居ないからねー」

「私にとっては嬉しいけど」

「そうだね」


私は扉を閉めて、フェンスに向かって歩き始めました。

フェンスに背中を預ける様に座り両足を少し広げて


「侑、ここに座って?」


と、言いながら侑に両足の間に座るよう促しました。

戸惑いながらも私の両足の間に座ってくれたので私は後ろから軽く抱きしめました。


「侑…えへへ」

「凉…恥ずかしいよぉ」

「大丈夫、他に人は居ないよぉ」

「そ、そうだけど」


侑は恥ずかしがっていたけど観念してスケッチブックと鉛筆を鞄から出して


「凉、なにかテーマ無い?」

「じゃあ、今の私達で」

「え?…わかった。描いてみる」

「うん」


侑は絵を描き始めました。

しばらく私は侑が絵を描いているのを眺めていると、あ、そうだ! と思いだして侑に声をかけました。


「侑…ちょっといい?」

「うん?…凉、どうしたの?」

「あのね、侑はなんで私の告白を受け入れてくれたの?…最初は驚いて、戸惑ってたのに?」

「えっと…凉が私にとって大切な人だからだよ」

「え?」


思いがけない言葉に私が困惑していると侑は描くのを止めて


「凉が私の事を身近で見守ってくれて、いつでも私の味方になってくれたから」

「うん」

「それに、私の夢をいつも隣で一生懸命応援してくれるから…だから、凉の告白を受け入れたの」

「うん」

「ねぇ、凉…私、凉にはいつも感謝してるよ」

「うん」

「だからまだ私の隣に居てくれる?」

「もちろん!」

「ありがとう、凉」


それから侑は描くのを止めて私に寄りかかってきました。

やがて昼休みの終わりを告げるチャイムがなり、二人は慌てて教室に戻りました。


読んでいただきありがとうございます。

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