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「好き」に理由なんか…  作者: 白砂
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ある日の二人⑦

二人で一階に降りると誰も居ませんでした。

時計を見ると時刻は9時過ぎでした。

今日は平日なので両親は仕事に行っている筈です。

私達は春休みなので学校はお休みです。

幸はまだ寝てるのかなって思っていると後ろから抱きつかれました。


「おはよう!お姉ちゃん!それと凉ちゃんもおはよう!」


正体は勿論幸でした。私は無意識に頭を撫でていました。


「おはよう、幸」

「おはよう、さっちゃん!」


私達はそれぞれ挨拶をしました。

それから私は幸に質問をしました。


「幸、体調は大丈夫?」


私の質問に幸は笑顔で答えました。


「うん!大丈夫だよ、お姉ちゃん!心配してくれてありがとう!」


幸はより一層私に抱き付いてきました。


「あれ?さっちゃん、何処か出掛けるの?」


凉が質問していました。


「うん、そうだよ!」


幸は私から離れて慌ただしく玄関にむかいました。

私は幸を見送る為に玄関に付いていきました。


「お姉ちゃん、あたし今日は廣の家に泊まってくるね」

「うん、分かった。お母さんに伝えとくね。」

「大丈夫、もう伝えてあるよ」

「そうなんだ、楽しんできてね」

「うん、その前にお姉ちゃん!」

「うん?」


幸が私に抱き付いてきました。


「お姉ちゃんも凉ちゃんとの時間を楽しんでね、じゃあ、いってきます」

「うん、いってらっしゃい」


幸は私の頬にキスをして手を振りながら笑顔で家を出ました。


私はリビングに戻ると凉に抱きつかれました。


「幸、今日は廣也君の家に留まるんだって」

「ふむふむ、彼氏といちゃいちゃするんだね」

「多分」

「じゃあ、私は彼女といちゃいちゃしよっと」


凉は私の頬にキスをしてから離れてテーブルにつきました。


「さ、朝食の準備は終わったから食べよ?」

「うん」


そして、私達は朝食を食べ終えて食器を片付け終えると凉が私の手を繋いできました。


「侑、次はお風呂に入ろ?私達、昨日はお風呂に入ってないから」

「え?そうなの?」

「うん。酔ってるひとはお風呂はダメで、私は侑に捕まってて入れなかったのだから今からお風呂に入ろ?」

「じゃあ、私達はお風呂に入ってないんだね?」

「うん、そうだよ」

「そうなんだ」

「だから入ろ?」

「うん、入ろ」

「うん!じゃあ、着替え用意するね」

「じゃあ、私はお風呂の用意するね」

「よろしく~」


凉は二階にあがっていきました。

私はお風呂場に行き湯船にお湯を張り、凉が来るまで脱衣所に待っていました。


「お待たせ、侑」


凉は二人分の着替えを持って来てくれました。

それと紙袋も持ってます。


「はい、侑の着替え。それとこの紙袋に入ってる服を着て?これが私からのお願い♪」


凉は私に着替えと紙袋を渡してきました。


「ありがとう、紙袋の中見てもいい?」

「うん、いいよ」


私は紙袋を開いて中身を取り出しました。


「え?私、これを着るの?」


私は中身を見て驚きました。


「うん!ダメかな?見た目道理露出は少ないよ?」

「うん、確かにそうだけど」

「侑に似合うと思うんだけどなぁ、ダ・メ♪…かな?」


凉は私に服を当てながら言ってきました。


「私、これを着た侑といちゃいちゃしたいな~」


凉は私の唇にキスしてきました。

そして、私の耳元に顔をやって囁いてきました。


「ダ・メ・?……これを着てくれたら侑にめっちゃベタベタするよ?」


私は考えに考えて頷きました。

その瞬間凉は笑顔になりました。



読んでいただきありがとうございます!

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