5月6日(土)③
夕方に私は一人で展望台で絵を描いていました。
理由は久々にここで絵を描きたかったのと凉に告白するためです。
幸からは明日の日曜日にするように言われたけど私は今日告白して、明日は本当の恋人として凉とデートしようと思ったからです。
因みにこの事は幸に話してあります。
私が絵を描き終えて間違った所が無いか確認していると後ろから抱きしめられました。
「おまたせ、侑」
友達と遊びに行ってた凉が私の連絡を見て来てくれたみたいです。
「それで、私をここに呼んでどうしたの?」
「ここで描いて絵を凉に確認してもらいたくて呼んだの」
勿論これは告白をするとは凉に思わせない為の嘘です。
「そっか、じゃあ早速侑が描いた絵を見せて」
「うん」
私はスケッチブックを凉に渡しました。
凉は絵と景色を交互に見ていました。
真剣に絵と景色を見比べてる凉から一歩後ろに下がって告白をしようとした私は心臓がばくばくいっていました。
(心臓がばくばくいってて落ち着かないな、凉も告白する時はこんな感じだったのかな)
私は深呼吸をして落ち着こうとした時、スマホが振るえました。
スマホを見るとメッセージを受信したみたいです。
差出人は幸で内容は
『告白頑張ってね、お姉ちゃん。』
これを見た私は自然と笑みを浮かべました。
本当にいい妹をもったと思いました。
私は覚悟を決めて凉を真っ直ぐ見ました。
「ねぇ、凉夏」
「うん?」
私に呼ばれた凉は振り返りました。
「凉夏、私──」
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