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「好き」に理由なんか…  作者: 白砂
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4月30日(日)②

家を出て凉の家のドアを開け中に入り、そして凉が待っているリビングのドアを開けると凉はソファーに座ってテレビを見ていました。

私は凉に声をかけました。

どういう反応するのか不安です。


「ただいま凉」


私が声をかけると振り返って


「あ、おかえ……り……え?」


私を見た凉は驚いていました。

私は様子を伺うように聞きました。


「ど、どうかな?変じゃない?」

「う、うん。とってもかわいいよ。それと」

「うん」

「眼鏡はしてないんだね?」

「うん。今日は眼鏡を掛けたらダメって言われたから。」

「?…誰に?」

「お母さん。後、メイクも髪も全部お母さんにしてもらったの。私じゃここまで出来ないから」

「え?ああ、なるほど。確かに侑一人じゃここまでは無理かも。」

「うん。私じゃこんなにおしゃれ出来ないから」


私は少しへこみながら言いました。

すると凉が励ましてくれました。


「だったら今度教わればいいんだよ!」

「え?」

「今度、侑李子さんに教えてもらおうよ侑」

「う、うん」


私は凉の横に移動してソファーに座りました。

そこで凉は照れながら私に問い掛けて来ました。


「ね、ねぇ侑、私の方はどうかな?」

「え?」

「へ、変じゃない?」


私は凉を改めてじっと見ました。

上はオフショルカットソーと中にインナーを着ていて下はプリーツスカートを着ていました。

後、メイクも薄くしていて髪型はハーフアップスタイルで私がプレゼントしたヘアゴムで留めてありました。

私は似合っててかわいいと思いました。けれども正直に言うのは恥ずかしいです。


「と、とても似合ってると思うよ」

「本当!ありがとう!でも~それだけじゃないよね?」

「え?」

「ねぇ、ゆう~ちゃんと言って?ね?」

「え、えーと」

「おねがい!」

「……か、か、かわいいよ凉」


私は照れながら言いました。


「本当にかわいい?」

「う、うん、かわいいよ」


私は顔が熱くなるのを感じました。


「ありがとう侑。大好き」


そう言って凉は私に抱きついて来ました。

しばらくそのままでいるとチャイムが鳴りました。

凉が慌てて玄関に向かいました。

ドアが開く音がしてからすぐに話し声が聞こえてきました。

それからすぐに凉が戻ってきました。


「侑李子さんが駅に送ってくれるって」

「え?お母さんが?」

「うん」


それからしばらくしてお母さんが駅まで乗せて行ってくれました。

駅前に降りた私達にお母さんが言いました。


「気を付けてね。後、遅くならないように」

「「はい」」


私達が返事をするとお母さんは帰りも迎いにくるから連絡してと言って帰っていきました。


「さて、行こうか」

「うん」


そう言いながら凉は私の手を握ってきました。

因みに恋人繋ぎでした。


読んでいただきありがとうございます。

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