4月30日(日)③
電車とバスを乗り継いで目的地に着きました。
目的地は水族館でした。
「凉、水族館に来たかったの?」
「うん、デートの定番だし、それに侑が好きだと思ってね」
「え?うん、確かに好きだけど」
「でしょ。特にイルカが好きだよね?」
「うんそうだけど…教えた事あったかな?」
「ううん無いよ。でもよく描いてるから。後、熱帯魚とか鯨とか色々」
確かに私は水の中の生き物を色々描いてはいるけど
「どうして、イルカが好きだと思ったの?」
「うん、以前私の両親と私達三人でイルカウォッチングした事あったでしょ」
「うん」
「その時、侑がかなり楽しそうにしてたのを今でも覚えてるからかな」
「そう…なんだ。確かにあの時は楽しかったよ」
その言葉を聞いた凉は私の手を取って笑顔で言いました。
「だから今日はいっぱい楽しもう!」
「うん」
私もつられて笑顔で答えました。
私は凉に手を引かれながら水族館の中に入りました。
「侑…ショーは観るよね?」
「うん、観たい」
「じゃあ、ショーに間に合う様にしないとね」
「うん。何時から?」
「えーと…」
私達は入場する時にもらったパンフレットを見ました。
「11時半からだね」
「だね」
私はスマホで現在時刻を確認しました。
「今10時過ぎだからあと約1時間位だよ」
「ありがとう侑。じゃあ、時間まで中を観て回ろ?」
「うん」
そして私達は一緒に歩きだしました。
もちろん手を繋いでです。
最初に私達が見たのは珊瑚礁とその回りをお魚が泳いでいました。
「初めて来たからかな?すごく綺麗」
「本当?」
「うん!」
「ふふ…よかった。気にいってくれたようで」
「うん、ありがとう凉」
「どういたしまして」
それから私達は水族館の中を色々見て回りました。
私は水の中の生き物に元々興味があったのですごく楽しいです。
色々観ているとショーに合わせて予めセットしていたアラームがなりました。
「あ、そろそろショーが始まるよ」
「本当だ。続きはショーが終わってからにしようか?」
「うん、そうだね」
私達はショーがあるステージに移動しました。
運良くうしろの席を二人分空いていたので二人ですわりました。
ショーはとても楽しくて私は終始テンションがあがっていました。
特にイルカのショーでは凉に抱きついて興奮していました。
ショーが終わっても私はまだ興奮していました。
「凉、楽しかったね!」
「うん、楽しかったけど侑興奮し過ぎ!」
「ご、ごめん」
「別にいいけど興奮してる侑もかわいかったよ」
「え!?そ、そう?」
「うん、キスしたいくらいに」
「え!?」
「ねぇ、侑トイレにいこ?キスしたい」
「え、えーと」
「いこ?」
私は凉に手を引かれて行きました。
トイレの個室に二人で入ると凉に壁ドンされました。
「侑いいよね?」
「…………」
私が答えずにいると凉はキスしてきました。
何回かすらと凉は私を解放しました。
「今は満足したから戻ろ侑」
「う、うん」
私達はトイレを出て水族館を観て回りました。
熱帯魚が泳いでいるコーナーでは私は今日の絵の題材にしようと写真を取っていました。
「侑って、熱帯魚も好きだよね~」
「え?うん…好きだよ」
「イルカと熱帯魚どっちが好きなの?」
「えーと、どちらかと言うとイルカかな」
「あ、やっぱり?」
「うん、やっぱりイルカウォッチの事が印象的だから」
「そっか。それにしてもやっぱり今日の侑のテンションは高いね」
「そ、そうかな?」
「うん。やっぱり好きなんだね。」
「うん、好きだよ」
「ふふ、じゃあもっと観て回ろ?」
「うん!」
それから私達は観て回り、最後におみやげコーナーに寄りました。
物色していると私はイルカのぬいぐるみに目を引かれました。
「欲しいかも」
「うん?」
私はぬいぐるみを手に取りました。
「買うの?」
「うん、ダメ…かな?」
「ううん、いいと思うよ」
「うん!」
私達はおみやげを買ってから水族館を出ました。
「侑、どうだった?」
「すごく楽しかったよ。ありがとう凉」
「ふふ、どういたしまして。ここまで興奮してる侑なんて珍しかった」
「そ、そう?」
「うん、普段ここまで興奮すること無いからね」
「そうかな?」
「うん」
私達はお昼を軽く食べてから帰りました。
読んでいただきありがとうございます!




