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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
幼少期編
54/103

第7話 賢者は森で修行する 四日目⑥

 二人は丘を駆け下り集落近くまで移動した。レイアスは【魔力感知】のスキルを発動し、ゴブリンの位置をとらえていった。


「敵補足完了!!【拡散発動】!!【遅延発動】解放!!」


 【拡散発動】により宙に浮いていた火の塊は三つに分裂していき、空には30もの火の塊が浮遊していた。

 【遅延発動】を解放したことにより、【魔力感知】で補足していたゴブリンに向かって、火の矢が弧を描いて飛んでいく。


「ぐぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」

「ぎょわぁぁぁぁぁぁ!!」

「ぐぎゃ!!」


 集落の中からはゴブリン達の叫び声が聞こえてきた。それは幾重にも重なり、まさに地獄絵図そのものだった。


「阿鼻叫喚だね!!」


 その光景を見ていたジョシュアは何故かテンションが上がっていった。

 二人にとってそこは初めての『戦場』であった。


「少し撃ち漏らした!!」

「レイアスは速度重視で牽制頼む!!一気に片付けよう!!」


 レイアスは、撃ち漏らしが発生したことに、いら立ちを覚えていた。

 ジョシュアは、そんなレイアスの心情を察してか、矢継ぎ早に次の指示を出していく。


「【身体強化】・【知覚強化】!!」


 ジョシュアの身体能力・知覚能力が一気に跳ね上がる。すべての景色がいつもよりもスローに見えていた。

どこにだれがいて、どうしたらいいのか…。すべてが手に取るようにわかるのだ。


「【ミラージュステップ】!!」

「【ラッシュ】!!」


 二つの武技が重なりあい、ジョシュアの姿がぶれていく。

 ぶれるジョシュアから放たれる連撃が、動きを止めたゴブリンへと襲い掛かる。


「【スラッシュ】!!」

「【スピア】!!」


 ジョシュアは自身が持てる全力を出していく、幾重にもスキルを使い、ゴブリンに近づいては武技を発動させていく。

 ジョシュアの前には焼けただれ、もだえ苦しむゴブリンの姿が映し出されていた。それでもまだ、その手を止めることはしなかった。止まってしまってはもう動けないと思っているからだ。


 レイアスもまた全力だった。

 ジョシュアに襲い掛かろうとしているゴブリンや、焼けただれもがき苦しみゴブリン目掛け魔法を放つ。


「【拡散発動】!!」


≪我望むは火炎の力。礫となりて彼の者を射抜け≫


「【ファイアバレット】!!」


 レイアスの放つ魔法は幾重にも分裂拡散し数多のゴブリンの命を魔石へと変えていった。


「【スピア】!!」


 最後の一匹を倒し終えたジョシュアは、肩で息をしていた。それほどまでに体力の消耗が激しかったことがうかがえる。

 レイアスは体力はそれほど消耗していなかったが、魔力はかなり目減りしていた。残り最後の魔法ポーションをあおり、ジョシュアのもとへ駆けつける。


「ふぅ。今ので最後だね。」

「うん、向こうの建物に女性がいるはずだ。レイアス頼めるかい?」


 ジョシュアは自身が身動きが取れず体力の回復に努めたいため、レイアスに女性の救助を頼み自身は地面に座り込んだ。

 レイアスは、ジョシュアの体力回復を優先させるため、女性のもとへと足を向ける。


「わかった。」

「僕は周辺警戒をしているよ。」


 ジョシュアは地面に座り込んだまま周辺の気配を探っていく。

 何故か嫌な予感がぬぐえぬものの、体力の回復を優先させるため、その場でじっとしていたのである。

ここまでお読みいただきありがとうございます。


打ち方よ~~~~~い!!

撃て~~~~~~!!


魔法戦闘ってあこがれますよね?全力で中二病感を出したかったんですが、出せてましたでしょうかね。

そのうち魔法とかも感じの羅列になりそうな悪寒がします。


誤字脱字等ございましたら教えていただけると幸いです。


では、次回をお楽しみください。

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