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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
幼少期編
30/103

第6話 賢者は修行を開始する②

「次に、魔法のメリットを説明するわね。それは何といっても、発動速度の速さよ。手順は、杖とかの魔法媒体を持て、【詠唱】して、えいって飛ばすだけ。簡単でしょ?しかも、【詠唱】を用いることによって『どんな魔法をつかうか』ってイメージする必要すらないの。すごいでしょ?」


 セシリーは少しおどけながら説明を続けた。


「じゃあ、魔力があればだれでも使えるってことですか?」

「そうね、ちゃんと使えるだけの魔力があれば発動するわ。魔力があればだけどね。それに魔力の大小も関係してくるわ。」


 セシリーとしては、ジョシュアの質問によって円滑に講習が進むことをうれしく思った。しかし、若干の不安もある…ここまでレイアスが静かなのである…。そんな不安を感じながらセシリーは説明を続けた。


「魔力がないと使えないのが魔法。その逆に、魔力がなくても使えるのが魔術ってわけね。魔石で代替が可能なんだもの。魔法科学が進歩し続ける理由はここね。」


 セシリーは二人が知識の咀嚼するのを待って、再度魔法について説明を始めた。


「じゃあ、話を戻すわね。魔法のデメリットは【詠唱】を覚えないといけないってこと。長い修行とか、脳内記憶によっては短縮・破棄も可能よ。ちなみに私は短縮までね。破棄までできたのは過去に数人程度だって記録があるわ。そのほかにも【詠唱】にはいろいろな技術があるけど、それの説明はおいおい行っていくわね。」


 セシリーは一拍、間をとって説明のまとめに入った。


「ここまではいいかしら?」

「はい、何となくですがわかりました。」


 セシリーの問いに、ジョシュアは若干不安そうな表情をするも頷いて見せた。レイアスは…あまり表情は変わりなかった…むしろ早く実践がしたいとうずうずしてるのが見て取れた。


「今は何となくでいいわ。まとめると、魔法は臨機応変。魔術は汎用性って感じで覚えておいていいくらいよ。」


 セシリーはレイアスの表情にとてつもない不安を感じつつ、説明を終了した。


「じゃあ、休憩をはさんで実際に発動までやってみましょう。」

「ついにきた~~~~~~~!!」

「うるさいよレイアス?」


 休憩後に実践に移ることを聞いたレイアスは大興奮。それをみたジョシュアは冷めたジト目でレイアスをにらむのであった。

最後までお読みいただきありがとうございます。


誤字脱字等ございましたら教えていただけると幸いです。


余談ですが、作者の「ちょい読みシリーズ 僕はいつでも殺される」が毎日17時にアップされます。

お暇時間にお目汚し程度にお付き合いください。


では、次回をお楽しみください。

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