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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
幼少期編
22/103

第4話 賢者は5歳の誕生日を迎える①

天澤零〈あまざわれい〉がこの世界に転生して早くも5年の月日が経とうとしていた。

 零は1歳に差し掛かった頃、自身の名前がレイアスであることを理解した。

 3歳の頃には、この世界の文字の読み書きを覚え、今では本を読むのが日課となっていた。


「おはようレイアス。昨日も遅くまで本読んでたみたいだけど、ほどほどにしないとまた父上に怒られちゃうよ?」


 レイアスを起こしに来た美少年は、兄のジョシュア。そう、転生後に見たあの天使さんだ。それがレイアスの兄であったのだ。

 レイアスは、昨晩も本に夢中になりすぎて遅くまで起きていたため、本日もいつも通りに寝坊してしまっていた。そんなレイアスを心配したジョシュアが、毎朝起こしに来てくれているのである。


「おはよう兄さん。わかってるんだけど、ついついたのしくて。」


 寝ぼけ眼のレイアスは、大きなあくびをしながらレイアスに応えた。


「ほんとレイアスは本が好きだね。」


 そんなレイアスを呆れてジト目で見ているジョシュアは、レイアスの髪を手櫛で直し手上げていた。


「うん。本は楽しいよ?いろいろな世界に行けるんだ。それにね、勇者様の物語なんかすごいんだよ!!悪いやつらをバッタバッタ倒して世界を救っちゃうんだ。一度でいいからあってみたいなぁ。」

 そんなジョシュアの思いを知ってか知らずか、自分の世界に入り込んでいくレイアス。語っているうちにパンチキックにジャンプなのどして動き回っていた。


「レイアスは勇者様が大好きなんだね。僕は…。」


 ジョシュアは、そんなレイアスに苦笑いしながら話しかけた。その顔には少し悲しげな表情を浮かべていた。レイアスは、自分の世界に夢中で気付いてはいないようだった。


「それよりも、朝ごはんの時間だよ。早く下りないとまた怒られちゃう。」


 しばし、レイアスが自分の世界で大冒険をしていると、ジョシュアは思い出したようにレイアスに要件を伝えた。


「そうだった!?ありがとう兄さん!!」


 ジョシュアの指摘に慌てたレイアスは、タンスから衣装を取り出し慌てて着替え始めた。

ジョシュアはそんなレイアスの着替えを手伝って二人そろって食堂へ移動するのだった。


最後までお読みいただきありがとうございます。


誤字脱字等ございましたら教えていただけると幸いです

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