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どれだけの間戦い、そして今は、どれだけの戦える人達が残っているのだろうか。
完全に倒れてしまった人数は、四十を超えた辺りから数えるのを止めた。
ひ弱な女子高生の姿をしていてもサンタはサンタ、恐ろしく強かった。
今、サンタと羆のような巨漢のカジキさんが交戦中なのだけど、そのカジキさんが片手で掴み上げられている光景を前にして、果たしてどちらが羆の様なのだろうか。
俺の応援で集まった仲間たちが、次々とサンタに敗れていく。あのじいさんは毎年こんな死線を経験していたのか!
俺を含めてまだ完全には倒れて行かないハンターが向かって行くのだけど、サンタが腕を一振りするだけで、俺達はまるで紙屑かのように吹き飛ばされる。
圧倒的なサンタの実力を前に絶望が広がって行く。こんな怪物を相手にして勝てる訳がない。
「どうしたの? 全然手応えがないよ」
サンタが喋ると同時に、カジキさんが凄いスピードで投げられ、俺の背後にある壁に叩きつけられる。
「言っておくけど、私はサンタの中ではそんなに強いほうじゃないよ」
なんだって!?
彼女の自称だが、曰く弱い方のサンタ一人でこの強さ。これではサンタの駆逐は夢のまた夢になりそうだ。
「じゃあ、見せてやるよ。俺の本気をなあ」
「弱い!」
威勢よくサンタに突撃したのはいいものの、水月目掛けてのパンチを受けてまた後ろにぶっ飛ばされた。
かなり粘って戦っているのだが、俺たちがボロボロな一方、サンタは未だに無傷。というか、その身体に指一本触れることさえ出来ていない始末。
だがしかし、俺たちの戦いにおける勝利はサンタに勝つことじゃない。クリスマスさえ中止になれればいい。
日は沈んで割りと経ったし、もうそろそろなんじゃないだろうか。
試合には負けるだろうが、俺はこの勝負の勝ちを確信した。




