第5話
冒険者になると言ったのにまだなってなくてすみません…
次回こそ冒険者になります!!
また今回短いです、ほんと色々申し訳ないです
おじさん達と別れだ後、俺は商店街へとやってきた。
それはもちろん冒険者になって旅をするためには必要なものがたくさんあり、それらを買い揃えるためだ。
「だいたい揃えられたかな。」
保存食や回復薬、野営に必要な道具などは買い揃えた。
「あとはおじさんが言ってたお店に行くだけだか…」
俺は別れ際におじさんからあるお店に行くように言われていた。
おじさんからは
「寄ればわかる。これ地図な!」
とだけしか説明を受けておらず、一体なんだろうかと思いながらそのお店を目指す。
地図で確認しながら進んで行くと、表通りから少し外れた場所についたのだが…
「…間違えたかな……いや、あってるな。」
ついたお店の場所に来ているが、そこには看板などはなく、お店というより普通の家のような感じの建物だった。
どうしようかと悩んだ末、
「場所はあってるし、とりあえず訪ねてみるか。間違ったとしても謝れば大丈夫だろう。」
という結論になり、その建物のドアをノックする。
すると中から
「開いてるぞ。」
という男の声が聞こえた。
入ってもいいってことだよな?と考え中に入る。
「失礼します。」
中に入ると色々なものが置かれていた。
ひとまず、店主と思われる人のところまで行く。
「用件はなんだ?」
「えっと、メイダスという人からここに行くようにと言われて来たのですが…」
「てことはお前がエレンというやつか?」
「!?確かに俺はエレンですが…」
なぜこの人は俺の名前を知ってるんだろうか、ていうかここはなんのお店なんだと色々と聞きたいことが浮かぶ。
「わかった。ちょっと待ってろ。」
「あ、はい。」
それだけ言うと店主と思われる男性は裏の方へ行ってしまった。
「一体なんなんだろうか…」
訳がわからず言われた通り待ってるとすぐに店主は戻って来た。
「ほら、これがアイテム帳だ。」
「アイテム帳?」
「これを受け取りに来たんだろ?」
「えっと、メイダスさんからはただここに行けと言うことだけしか聞かされていなくて…」
「なんの説明もしてもらってないのか?」
「はい。」
「全く相変わらずだな、アイツは…。それならまずは自己紹介からだ。俺はダン。この店の店主をしてる。」
「俺はエレンっていいます。」
「あぁ知ってるよ。ルーンとエリーの息子だろ?」
その言葉を聞いて俺は驚いた。
ルーンは父さんの、エリーは母さんの名前だからである。
「父さんと母さんを知ってるんですか!?」
「まぁな。あいつらが冒険者やってた時にな。いろんなアイテムを提供してもらったりしてたからな。」
「アイテムをですか?」
「あぁ、言い忘れてたな。ここは魔道具を取り扱ってる店だ。あいつらが旅をするってなった時うちに来てな、旅に便利な魔道具を作ってくれと言われてな。」
「…。」
「まぁそこから色々とお願いしたりされたりの関係になり気づいたら酒を酌み交わす仲になってだっていうだけだ。」
「そうだったんですか。」
てことは父さんや母さんが使っていた道具は全部この人が作ったものなんだろうか、などと考えていると
「で、朝一番にメイダスの奴が来てな、エレンって奴が冒険者になるらしいからアイテム帳と他に必要な道具をやってくれって言われてな。準備して待ってたと言う訳だ。」
「そうだったんですか、わざわざありがとうございます。」
「ただ店主として商売しただけだ、礼を言われることじゃない。それでこれがそのアイテム帳だ。」
そう言うとダンさんがアイテム帳を渡して来た。
「使い方はわかるか?」
「いえ、初めて見たので全く。」
「そうか、ならまず開いてみろ。」
「はい。」
そのあとダンさんからアイテム帳の使い方を教わる。
アイテム帳の大きさは手のひらくらいのサイズ。
アイテム帳と言うだけあり手帳みたいな感じだ。
開くと1ページごとに縦に4個、横に3個の計12個ものマスがある。
そしてこのマスは物を出し入れすることができ、荷物をまとめて持ち運ぶことができる魔道具らしい。
使い方は、物を入れるときは空いてるマスをタッチする。次にしまいたいものにタッチし、最後にまた最初に選んだマスにタッチをする。
反対に出すときは出したいアイテムのマスをタッチするだけ。
同じものは同じマスに入れることが出来るらしいが99個までしか入らないというらしい。
一通り説明を受け、さっき買って来たアイテムを試しに入れてみると問題なく入っていた。
「大丈夫そうか?」
「はい、問題なさそうです。」
「そうか、あとは旅に必要な道具だな。」
そう言うと再び裏に行き、いくつかのアイテムを持って来た。
「これは火をつける道具で、こっちは水を貯めることができる道具だな…」
そうしてダンさんが持って来た道具の説明を一通り受け、それらをアイテム帳にしまう。
「以上だな、まぁ他に必要な道具があったら遠慮なく言え。」
「いえ、これで大丈夫だと思います。それでいくらくらいになりますか?」
「あぁ、いやお代はいらねー。」
「え?いや、そんな道具をタダでもらうなんて…」
「まぁルーンやエリーにはアイテム関連で色々と世話になったし、その礼だ。俺からの冒険者祝いとでも思って受け取れ」
「いや、でも…」
「別に遠慮する必要はないんだがな、ならお前が旅の道中で手に入れたレアなアイテムや素材をいらないやつでいいからそれをくれればいい。それでチャラだ。いいな?」
「…わかりました。いいものを手に入れられたらダンさんに譲ります!」
「いらないやつでいいんだがな、それよりもギルドに登録しに行くんだろちゃっちゃといってこい。」
「はい、色々とありがとうございます。今度来るときに、良い素材を持って来ます。」
「期待しておくさ、まぁ頑張れよ。」
「はい!」
俺はそのお店から出て、冒険者ギルドへ向かう。
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