ACT.7
鬱都宮 憂霊です( ̄^ ̄)ゞ
不撓不屈
禁忌郷に住むと決意したムクの運命は如何に…
吸血鬼達と異世界人をかけての最終決戦が始まろうとしている…
メメモリはやれやれ気味で、フランはwktk気味に、イフィアとピアクルォルの元へ飛んで行く。
イ「ハッハッハ!先手必勝!
咒詛詠唱【闇夜悪夢】」
イフィアは咒詛を詠唱し、周りに蝙蝠を召喚する。
蝙蝠は群れてメメモリに飛んで行ったり、バラバラに飛んできたりと、規則性が読めない…
メ「ッチ!小賢しい!小蝿の様な蝙蝠だな!
咒詛詠唱【瞬殺火葬】」
メメモリは蝙蝠を一蹴する為に、火葬の魔術を唱える。
火の輪を作り出し、飛んでくる蝙蝠達に火の輪をぶつけて、蝙蝠達を焼き殺す…焼かれた蝙蝠は灰すらも残らない…
イ「ふん!そんな燐火ごときで、オレの眷属達を倒
せると思うなよ!」
メ「お前も焼き尽くしてやるよ」
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メメモリとイフィアが空中戦をしている最中、地上に降りたフランとピアクルォルは睨みあっていた…
フランは鞭を構えて、ピアクルォルは剣を構え始める…
フ「フフフ、悪い子にはお仕置きをしないとね♪」
ピ「悪い子悪い子だーれだお前だお前だだーだーだ
ーだー」
フ「なるべく一撃で終わらせてあげるから、良い子
でいてくれよ」
ピ「"八人の魔法少女は森で修行をしていた
一人の魔法少女が熊に挑んで食い殺されて七人
になった
七人の魔法少女は川を渡ろうとしていた
船で渡っていた一人が水中に引きずり込まれて
六人になった"」
フ「…さっきから気になってたけど、それなんな
の?」
ピ「魔法少女は居なくなる、魔法少女を殺す物語
無惨に殺され、引き裂かれて、食い殺されて
魔法少女はゼロ人になる」
フ「…話を聞く感じ、魔法少女は第三者に殺されて
る気がするんだけど」
ピ「自殺も事故死も自然死もつまらない
人は殺して殺されて花になる
だから魔法少女も十一人目に殺される」
ピアクルォルは自論を話しながら、フランに斬りかかり、大地が軽く抉れる…
フ「快楽殺人鬼め!人は痛がる姿が一番の花だ!
殺すなんて勿体ない、お前も死ね!」
フランは赤黒い手を千手観音の如く召喚し、ピアクルォルに向けて発射する。
手はピアクルォルを捕まえようとしたり、潰そうとしたり、掴んでこようとするが、ピアクルォルは躱したり剣を使って細切れにしたりして、いなしている…
フ「アハハハハハッ!」
ピ「ハハハハハハハハッ!!」
二人は楽しいのか、笑いあっている…
近くで二人の戦いを近くで見ているムクは若干、顔を青ざめて引き攣っている…
─────────────────────
メメモリの魔術により、最初よりかは蝙蝠の数は少なくなり、再びイフィアとワンツーマンになる。
イ「まさかアレだけの蝙蝠を燃やし尽くすとは…」
メ「火葬もまた良い物だな
けどまぁ土葬がやっぱり一番だな」
イ「しかし、アレだけの蝙蝠を燃やしたんだ
もう魔力は残ってないだろう」
メ「いんや?お前は知らないだろうけど、私はまだ
今日一回しか咒詛を唱えていないんだ」
イ「そりゃ知らねぇよ
…って、一回だけだと?」
メ「あぁ、まだ魔力はたんまりある」
メメモリの言う通り、フランと喧嘩をした際も、沢山の魔物と邂逅した時も、ヴラッディと抗争した時も、一回も咒詛を使っていない。(使ったのはヴラッディが作った血人形と蝙蝠を葬ったぐらいである)
メ「今からが私のターンだ!
咒詛詠唱【葬送のリンカネーション】」
メメモリは咒詛を唱えると、スコップで∞を描き、二つの輪を作り出す。
そしてその輪をイフィアへ投げ飛ばす。
イ「(アイツの咒詛は…どんなもんか分からないんだ
よな…
弾幕でもなさそうだし…
とりあえず、避けるか…)」
イフィアは羽ばたいてメメモリの攻撃を躱す。
しかし、二つの輪は飛んだイフィアを追尾し、何処までも追い掛けて行く。
イ「うげっ、追尾式の攻撃かよ!?」
メ「ハッハッハ!どんどん行くぞ!」
メメモリはどんどんと輪を作り出してイフィアに投げつける。
二個から四個に、四個から六個…倍々になりながらイフィアを目掛けて飛ばされて行く…
イ「ッチ!
射撃詠唱〖紅い蝙蝠〗」
イフィアは紅色の蝙蝠を飛ばし、メメモリの攻撃を相殺しつつ、メメモリにも蝙蝠を飛ばす。
メ「悪いが、俺の咒詛はそんな射撃に負ける程ヤワ
じゃねぇ
輪廻の力を思い知れ!」
メメモリは相も変わらず∞を描くが、今回は飛ばさずにイフィアの攻撃から護るように盾として扱う。
イ「そんな中心が開いた盾、なんの意味があるん
だ?」
イフィアは笑いながら輪を構えているメメモリへ蝙蝠を飛ばす。
このままでは普通に当たってしまいそうだが、メメモリは避けようとしない。
寧ろ当たりに行こうとしている。
イ「(なんだアイツ…何故避けようとしない?)」
メ「ニヤッ」
イ「?」
(ヒュン!!)
イ「!?」
メメモリの輪を通った数匹の緋色の蝙蝠は白い鳥に変化し、イフィアの方へ飛んで行く…
イ「んなっ!?」
メ「お前の蝙蝠、利用させて貰うぜ♪」
【葬送のリンカネーション】とは輪廻転生と言う通り、生まれ変わらせるという咒詛である。
邪悪な力は聖なる力へ、呪われた弾幕は輝く光となる。
イ「なっ…なんでお前が魔法を!?」
メ「聖なる力に浄化されるんだな!」
禁忌郷に住む魔物は聖なる力である魔法を嫌う…
光で浄化されたり、己の魔術が相殺されてしまうからだ。
イフィアは白い鳥に当たらない様に、さっきより真剣に集中に弾幕を避け続ける…
ピ「兄様」
イ「!!
ピア!?」
地上でフランと戦っていたピアクルォルはイフィアの危機を感じ取り、飛んできた。
イ「よせピア!!
危ない…」
(ドガーン!!)
イ「………」
ピアクルォルは白い鳥に弾幕を飛ばして、相殺させる。
そしてそのままメメモリに向けて刃物型の弾幕を投げつける…
メ「おっと…流石に刃物は無理だ
生まれ変わせる事が出来ない…」
ピ「兄様、大丈夫?」
イ「あぁ、助けてくれてありがとう」
フ「メメー、なぁにしてんのー?」
メ「お前が何してんだ」
フ「ピアの野郎が逃げたんだもん」
再び四人は空中に集まり、勝負も最終直面になる。
ピ「兄様、一緒にアイツらを殺そう」
イ「あぁ、そうだな
オレ達の最後の力をぶつけよう!」
イフィアとピアクルォルは手を握り合い、互いに力を込める…
二人からは赤色の靄が出てきており、二人の髪の毛や身体の色が白く変色する…
イ・ピ「特級咒詛【バーミリオン・ドミニオン】」
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"特級咒詛"とは禁忌郷に住む魔術師や魔物達が習得している最恐最悪の究極の魔術である。
バーミリオン義兄弟の特級咒詛【バーミリオン・ドミニオン】とは月や星の光が届かない程の紅い濃霧が発生し、メメモリから見えるのは隣に居るフランだけだ…
メ「…フラン、離れるなよ」
フ「わーってるよ
…でもこんな濃霧じゃ動けないy…」
(ビュンッ!!ガッ!!)
フ「フガッ!?」
メ「!?」
フランは何かに当たったみたいで、メメモリもりから離れてしまう…
メ「フラン!?どうした!?何があった!?」
「フフフ♪フランはもう居ない」
メ「!!」
メメモリの前には全身が白くなったイフィアと半分だけ白くなったピアクルォルが現れる…
さっきまでのイフィアと、最初に出会った(成長した)イフィアとも、雰囲気が違う…
そして、ピアクルォルの雰囲気も何が違う。
イ「コレがオレ達の究極の魔術だ」
ピ「赤い紅い朱い緋い世界
ボク達の領域、絶対空間、強くなる禁域」
イ・ピ「お前は八つ裂きになって死ぬだろう」
二人のスピードはとても俊敏で速く、目で捉える事が出来ない…
異世界人の血を飲んだイフィアとは段違いの速さであり、音速を超えて光速の速さでメメモリを蹂躙していく…
メ「ぐっ!?がっ!?」
イ「お前に攻撃をさせない」
ピ「生まれ変わらせる隙も与えさせない」
|
地上で見ていたムクは紅い靄に閉じ込められているであろうメメモリとフランの事を心配していた…
上空には紅い靄の玉が漂っており、二人は中々出てこないし、晴れる気配もない…
ムクはどうにかしたいと思っているけど、どうもする事が出来ない…
ム「どどどっ…どうしよう…
きっとメメモリさんとフランくんが…あの中
で…」
ムクはずっと右往左往していた…靄がかかる前も、メメモリとフランが吸血鬼達と攻防一戦していた時も、ずっとアタフタしていた…
ム「たっ…助けたいけど…どうしたら…
そもそもどう言う状況なのかも…」
「アァアァアァアァアァアァアァアァアァアァアー」
ム「!?」
靄の中からフランが出てきて落ちてきた…
無気力な状態で…声を出しながら頭から落ちて、気を失い、ムクは急いでフランの元へ向かう…
ム「フランくん!!フランくん!!起きて!!」
フ「んぁ~~~…あぁ~~~あ?
ムッくん?」
ム「大丈夫!?死なないで!!」
(ピトッ!)
ム「んっ………」
フランは泣きながら呼びかけるムクの口に人差し指を当てて、黙らせる…
口に当てた指は次第にムクの口の中に入り、フランはムクの舌を触りながら起き上がる。
フ「フフフ♪俺は簡単に死なないよ~~~♪」
ム「んまっ………ふぁっ…」
フ「心配してくれてありがとう♪
ちょっと油断しちゃっただけだよ」
フランは指を出して、ムクの唾液まみれになった人差し指を自分の口の中に入れて、舐め始める……
ム「!?」
フ「ん~~~~~~~~~~♡
ムッくんの味~~~~~♡♡
元気出る~~~~~~~♡♡♡」
フランは立ち上がって、肩を回しながら上空に浮かぶ靄を見つめる…
フ「あー、あんな感じになってたんだ
中に戻っても意味が無いしなぁ~~~…」
ム「めっ…メメモリさんもあの中に…?」
フ「そだねー、今吸血鬼達にボコされてるかもね」
ム「たっ!?大変だ!!」
フ「流石、特級咒詛だねぇ
俺もメメも唱えれば良いと思うけど、俺もう魔
力が少ないしなぁ」
特級咒詛を唱えるには、十分な"魔力"と"集中力"、そして魔力に飲み込まれない"強靭な肉体と体力"が必要であり、魔術師であるフランとメメモリに取っては最終手段の魔術である。
さらにフランはメメモリと違い、沢山咒詛を唱えた為、魔力はスッカラカンに等しい状態である…
フ「万事休すだね~~~♪」
ム「えぇっ!?そんな!?」
「フハハハハッ!!」
ム・フ「!?」
靄の真下に、勝利を確信したのか笑い声をあげるヴラッディの姿があった…
両手を大の字にしながら靄の方を見つめて、興奮した様子を見せる…
ヴ「イフィア様万歳!ピアクルォル様万歳!
この世界はイフィア様達の物だ!!」
フ「なんだアイツ、突然出てきて
………ん?」
ム「?
どうしたの?」
フランはヴラッディの背後にある、深緋の館に目が行く。
数分前にイフィアがメメモリを蹴り飛ばしたせいで、大きな穴が空いており、大階段とステンドグラスが丸見えになっている…
フ「(…そういえば、大階段に花瓶とか甲冑が置い
てあったな…)
……………!
もしかしたら…」
ム「…?フランくん?」
フ「ムッくん、勝てるかもしれないよ!」
ム「へっ!?なんで!?」
フ「多分…(ゴニョゴニョ)」
ム「………そっ、それは本当なの?」
フ「分かんない、けど可能性はあるかもしれないね」
二人がコソコソした様子を見せて、ヴラッディは怪訝な目で見つめる…
そして、注射器を手に持って、二人の作為を邪魔しようとする…
ヴ「おいお前ら、何を考えているのか分からないけ
ど、無駄な抵抗はよせ」
フ「ねぇヴラッディ、お前って館を一人で管理して
るんだよな?」
ヴ「それがどうした?」
フ「詳しく教えて♪」
ヴ「……お前、今の状況が分かってるのか?
何故そんな事を今になって…」
(ビシッ!!)
ヴ「!?」
フランは鞭を振るい、ヴラッディの両手を叩きつける…
ヴ「…ッ!!?」
フ「早く教えろ、時間がねぇんだよ」
ヴ「………わっ…私は…………」
─────────────────────
吸血鬼に蹂躙されたメメモリは流石にボロボロな状態になっている…
覚醒した吸血鬼達と吸血鬼が作り上げた領域内に居る為、為す術が思いつかないし、思いついたとしても、吸血鬼に攻撃が当たるかどうか分からない為、変に魔力を消費する訳にもいかない…
メ「ヤレヤレ…初めて会った時より全然強いじゃね
ぇか…」
イ「あの時はそれ程本気では無かったからな
ただ、今は貴重な人間を手に入れる為に本気を
出している
確実に勝利を手にする為にな」
ピ「兄様兄様カッコイイカッコイイ良いぃぃぃ」
イ「(後はまぁ…さっきの屈辱を晴らす為にやってる
のもあるけど…)」
ピ「そろそろ最後、アイツを殺したらボク達以外居
なくなる
殺そう決めようそうしよう」
イ「あぁ、そうだな
じゃあピア!行くぞ!!」
バーミリオン義兄弟は再び手を繋いで、メメモリを殴る為にマッハで羽ばたく…
メメモリは目を瞑って負けを悟り、運命に身を委ねる…
(ビシャ!!)
イ「んなぁっ!?」
メ「!?」
ピ「兄様?
…濡れてる」
メ「!」
イ「なっ…なんで水が…何処から……」
(バッシャァアァァアァ!!)
イ「ぎゃあぁあ!?」
イフィアは何故か水浸しになり、パニックを起こすと共に、靄を晴らしてしまう。
白く変色していたイフィアとピアクルォルは元の色に戻り、イフィアは地上に落ちていく…
|
メ「なっ、どう言う事だ?」
フ「おーーーい、メメー♪」
メ「…!!」
ム「大丈夫ですかー!!」
メメモリよりさらに上空にフランは飛んでおり、しかもムクを抱えて羽ばたいている…
メ「おっ…お前ら何を…」
フ「へへへ♪ムッくん、上手くいったね♪」
ム「うん、そうだね
この花瓶の中に、水が一杯入ってて良かった」
ムクが手に持っているのは、館の大広間に置かれていた薔薇が生けてあった花瓶である。
几帳面で真面目なヴラッディは薔薇を枯らさないように、花瓶の中に大量の水を入れていた為、水が弱点である靄の中に居るイフィアに向かってかけたのである。
フ「メメーーー、決めちゃってーーー」
メ「………ふっ、おうよ!」
メメモリは掌に魔力を貯め始め、上に掲げる。
ピ「兄様起きてー
……!!」
メ「咒詛詠唱【追悼のリフレイン】」
元気だまっ………巨大な魔力球を作り上げたメメモリはバーミリオン義兄弟に投げつける…
イフィアは気絶し、ヴラッディも(フランのせいで)いつの間にか倒れており、ピアクルォルは負けを悟って、特に反撃をしようとしない…
ピ「汝の葬儀、受けてみようじゃないか
我々は永久不滅の吸血鬼であるぞ」
(カッ………
ドォォォォォオオオンッ!!!!!)
─────────────────────
辺り一面は白く光り輝き、大きな轟音が鳴り響く。
光と音は次第に小さくなり、再び地上は静寂が訪れ、空を飛んでいた三人は吸血鬼達の元へ向かう。
イ「……ウググ、今日だけで二回も濡れるなんて」
ピ「兄様ビシャビシャー」
(ベチッベチッ!)
大技を直に食らった二人だが、特に何ともなくピンピンしている。
多少の傷と、服がボロボロになっただけである。
ム「あっ…あんな攻撃受けたのに…」
フ「流石吸血鬼、しぶといね~~~♪」
メ「この世界では良くある事だ」
イ「あ~~~あ、お前に二回も負けるなんて屈辱だ
な~~~」
ヴ「申し訳ございませんイフィア様!!!!
私のせいで!!!」
イ「そうだな、お前にはみっちりお仕置きをしない
とな」
ピ「ヴラッディは無能」
イ「そうだな、二人で後でボコそっか」
ヴ「ヒィィィ〜〜〜!!!」
負けた吸血鬼達はヴラッディの味を掴んで、館の方へ帰って行った…
イ「…あっ、おい異世界人の人間」
ム「…!!あっ!!はっ!はい!?」
イ「お前の血、また機会があれば飲ませてくれよ
なー」
ム「えっ…?あっ…?」
ピ「バイバイ、フランくん
バイバイ、人間くんと葬儀屋さん」
フ「おー、まったね〜〜~♪」
さっきまで殺し合いをしていたとは思えない程、吸血鬼達は軽くフレンドリーに館へ戻って行った…
ムクはさっきまでのアレは悪夢だったのでは無いかと思い、頬を抓ろうとしたら、フランが抱きついてきて、共に倒れ込む。
フ「あ~~~♪疲れた~~~♪♪♪」
メ「…流石に今回のアイツらは強かったな」
ム「えっと…だっ、大丈夫なんですか?
このままで………」
メ「あぁ、約束したからな」
フ「負けたら手を引くって、アイツら言ってたから
ね♪
悪魔が約束を破る筈がないよ♪」
ム「そっ…そうなんだ…」
メ「…とりあえず、帰るか」
|
ムクは色々と目まぐるしい体験し、疲労のせいなのか緊張がほぐれたせいなのか眠りに就いてしまった。
異世界に転移されるし、異世界人同士がいきなり喧嘩をし始めるし、誘拐されるし血を抜かれるし、激しい抗争が行われるし…コレが夢じゃないなんて信じられないと思いながら、ムクの瞼は重くなっていき、眠ってしまった。
フ「フフフ♪可愛らしい寝顔だね♪」
メ「今日だけで色々な事が起こったからな…」
フ「でもムッくんはコレからこっちの住民になるん
だもんね~~~♪
一杯色々してあげよ♪」
メ「……………
私は…あんまり賛成は出来ないな…
吸血鬼共はまだ話が通じる相手だから、良かっ
たものの…」
フ「きっとコレから持っとムッくんを狙う奴らが来
るかもしれないね♪」
メ「…はぁ、仕事が多くなる」
フ「ムッくんが望んでる事なんだし、そんなに気に
しなくて良いじゃん♪
とりあえず、明日は歓迎会だね♪」
メ「私は………魔王に一応知らせてくる
ムクをよろしく頼む」
フ「はいは~~~い♪」
吸血鬼達との激しい抗争は、一先ず終了し、ムクの安否は守られた。
激しい魔術と狂気の住民しか居ない狂ったこの世界で、ムクは何を見るのか…何を体験するのか…誰にも分らない。
禁忌郷に住むと決意したムクの運命は如何に…
To be continued
キャラクター
*ヤマト ムク ∕ Yamato Muku
異世界人です。
無事に救出された少年です。
*メメモリ・ユートン ∕ Memory Yuton
理想郷の葬送人です。葬の魔術を得意とします。
満身創痍になりながらも、勝利しました。
ムクを元の世界に帰してあげようとしてました。
*フランペイン・トーチア ∕ Frampeine Tocia
至極の嗜虐です。虐の魔術を得意とします。
満身創痍になりながらも勝利しました。
ムクが禁忌郷に住む事に対して、受け入れています。
*イフィア・バーミリオン ∕ Ifia Vermillion
血液と夜の悪夢です。夜の魔術を得意とします。
勝負に負けて、大人しく手を引きました。
しかし、ムクの血液はまた飲みたいと思っています。
*ピアクルォル・バーミリオン ∕ Piakruol Vermilion
幽閉されし悪魔の子供です。狂の魔術を得意とします。
狂気から醒めてきた半分吸血鬼です。
ムクとフランを気に入りました。
*ヴラッディ・カーマイン ∕ Vladi Carmine
深緋色に染まる執事です。血の魔術を得意とします。
自分のせいで吸血鬼を敗北に追い込みました。
しっかりお仕置きされました。




