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毒親育ちの自伝小説  作者: YuRi.
第1章
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高校時代 3

新しい家では、部屋は与えられなかった。

最低限の荷物だけ母親の部屋に置かせてもらい、廊下に布団を敷いて眠る毎日が始まった。

朝は、母親にコップ一杯の水を顔にかけられて起こされた。


それでも、学校には行った。

ある日、友達のバイト先の居酒屋にご飯を食べに行った。

そこでは、店主が事情を知っていて、たまに食事を出してくれていた。

その日、ユリは“恩人”に出会う。

「ママ」と呼ぶことになる人だった。

初対面だったのに、話を聞いて、こう言ってくれた。

「何かあったら、すぐ連絡して。これ、うちの連絡先ね」

そう言って、箸袋にメールアドレスを書いて手渡してくれた。


それから数日後、また母親に殴られた。

だが、初めて反抗した。

母親の体は驚くほど軽かった。

殴る気も起きず、そのまま振り払って逃げた。

すぐに、ママに連絡した。


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