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Hunter & Knight  作者: 桃の精霊
第5章 大賢者と軍事国家
29/32

第28話 七大軍師、見参!

シヴァ、完全復活!┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



(黒聖国 軍都シルバーロード)


大賢者イフリートとシヴァは、ゾロロの待つ軍都シルバーロードに戻ってきた。


「やっと帰ってきたさ!」

シヴァは元通りに戻った腕を振り回しながら、軍都シルバーロードに入る。


「おい、そんなに暴れるな。目立つぞ」

大賢者イフリートはまるで孫を見るような目でシヴァのことを見る。


大賢者イフリートはシヴァに話しかける。

「シヴァよ、まずは報告だ。サラマンデル高地から出たことを言ってから合流だ」


シヴァは大賢者イフリートの話に頷く。

「分かったさ。まずは"BLACKEY(ブラッキー)"(※軍本部)へ行くんだね?」


大賢者イフリートはシヴァに頷く。

「ああ、下手したら七大軍師の顔を拝めるかもしれんからな」


シヴァは大賢者イフリートが一瞬だけ見せた恐ろしい目つきが妙に引っかかる。


大賢者イフリートとシヴァは、軍本部へと向かった。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(BLACKEY)


厳格な格式のある建物、地上30階に及ぶ巨大な要塞の前にシヴァと大賢者イフリートはやってきた。


「相変わらず凄い建物さ...」

シヴァはBLACKEYを見上げながら呟いた。


「さあ、中に入るぞ」

大賢者イフリートは先に要塞の中へと足を踏み入れる。



シヴァは大賢者イフリートに続いて中に入った。

中に入ったところに、シヴァと滝壺の同志である"レオン"がシヴァとイフリートを待っていた。


「案内する」

レオンはシヴァとイフリートに一言だけ話すと要塞の奥の方へと進んで行ってしまう。


「あの小僧、いつまで経っても必要以上に喋らんな」

イフリートはシヴァの耳元で囁く。


「昔から喋らないから仕方ないさ」

シヴァもイフリートの耳元で囁くと2人はレオンの後を着いて行った。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


大佐のレオンに案内された部屋に、シヴァと大賢者イフリートは驚愕する。


シヴァは部屋を指さしながら話した。

「こ、ここは...。"軍師長(ぐんしちょう)"の部屋じゃないかい!?」


レオンはシヴァの顔を見て大きく頷く。


大賢者イフリートもレオンに尋ねる。

「軍師長が俺に何か用でもあるのか?」


レオンは大賢者イフリートの顔を見て首を横に振る。

シヴァと大賢者イフリートは顔を見合わせてからため息をつく。


「よし、中に入るぞ」

大賢者イフリートはそう言うと、軍師長の部屋の扉を開く。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


「おーい、"ドン・アルフレッド"!大賢者様が来てやったぞ」

大賢者イフリートは生意気にも軍師長のことを呼び捨てで中に入る。


「やっと来たか、大賢者よ。それに"火の弟子"も一緒か」

スキンヘッドの頭に薔薇の刺青が入った男が、ワインレッドの椅子に腰かけていた。


大賢者イフリートはシヴァを部屋に入れる前に扉を閉め、軍師長ドンのことを睨みつける。

「火じゃなくて"炎"だ。あと、何か頼み事があるならさっさと話せ、俺はここで使う時間が世界一嫌いだ」


ドン・アルフレッドは机に肘をつき、手を顔の前に持ってくる。

「では、単刀直入に伝える。"地の精霊魔法使い ゲノモス・アースガルド"が樹化異(きかい)を生み出したいたことが、"プリンケプス軍"、"テンペスタス軍"、"パルデンス軍"によって判明した。ゲノモスを倒して欲しい」


大賢者イフリートはあからさまに怪訝な顔をする。

「嫌だね。そう言うのはオタクの"グラディウス軍"に任せたらどうだ?」


ドン・アルフレッドは大賢者イフリートの耳元で何かを話す。


大賢者イフリートは急に顔つきを変えて軍師長に尋ねる。

「その話、誰から聞いた?それが本当なら...」


ドン・アルフレッドは大賢者イフリートにもう一度尋ねる。

「倒してくれるか?ゲノモスを。未来のために」


大賢者イフリートは腕組みをして考えてからドン・アルフレッドに答えを出した。

「良いだろう。だが、敗けても文句言うなよ。あと、希望は殺すなよ」


ドン・アルフレッドはシヴァの顔を見ると話し始める。

「希望か...。承知した」


ドン・アルフレッドは部屋を出ていこうとするイフリートに話しかける。

「そうだ、シヴァくんに渡してくれ」


大賢者イフリートはドン・アルフレッドから手紙を受けとる。

「分かった」




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


大賢者イフリートは軍師長の部屋の扉から出てくる。


シヴァは大賢者イフリートに話しかける。

「用は済んだのかい?」


大賢者イフリートはシヴァの顔を見ずに視線を落とす。

「1つ任務を頼まれた。容易な案件ではない。まあ、失敗は有り得ないがな」


大賢者イフリートはシヴァに手紙を手渡す。

「軍師長からだ」


「ありがとう」

シヴァはイフリートからの手紙を受けとる。


シヴァは手紙を開いて中に書かれた内容に目を通す。

「"ジャック大将"が僕に?」


大賢者イフリートはシヴァに背を向けて外へと向かう。

「後は俺には関係ない。またな!」


大賢者イフリートはシヴァに手を振ると下の階へと降りていった。


シヴァは大賢者イフリートが視界から消えるまで動かなかった。


「レオン、ジャック大将の元に案内しておくれ」

シヴァは案内役を任されていたレオンに話しかける。


レオンは1度だけ頷いた後、ジャック大将の部屋へ歩いて行った。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


(ジャック大将 部屋前)


レオンはジャック大将の部屋の前へやってくるとシヴァの方に振り返る。


シヴァは何も話さないレオンと顔を見合わせる。

「案内ありがと、レオン」


シヴァがジャック大将の部屋に入ろうとした時、レオンはシヴァに話しかけてきた。

詩音(しおん)、元気か?」


「うん、とても元気にしているさ」

シヴァは笑顔でレオンに頷いた。


レオンは黒聖国(こくせいこく)に来て初めましてシヴァに笑顔を見せた。

「良かった」


シヴァはレオンの笑顔を見るとジャック大将の部屋をノックして中に入った。




┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈


ジャック大将は、僅か22歳にして最強軍事国家の大将を任せられている実力者である。


彼はユグレッドと同じ"滝壺の寺院(たきつぼのじいん)"で過ごしたことのある人物でもある。


ジャック大将の部屋は閑散としていて、無駄なものが一切置かれていなかった。


「ジャック、来たさ」

シヴァが部屋の中に入る。


煙草を加え、左右の目に一筋の切傷の痕が残った男が窓の外を眺めていた。


煙草を加えたジャック大将はシヴァの方に視線を向ける。

「来たか」


ジャック大将はシヴァの方に近づいていくと手紙を渡す。


「また手紙かい?」

シヴァは手紙を受けとると口から呟く。


ジャック大将は人差し指を口に持っていき、"シー"と静かに息を漏らす。


ジャック大将は黒革の座椅子に座るとシヴァに話した。

「それはお前のリーダーへのラブレターだ。絶対に中を開けるんじゃねえぞ。分かったらさっさといけ」


シヴァは心底ジャック大将のことを見損なった。

「分かったさ。じゃあ、また」


シヴァが部屋を出ていこうとした時、ジャック大将は小さな声で呟く。

「任せたからな」


シヴァはため息をついて部屋から出ていった。




━━━━━━━━━━━━━━━


(軍都シルバーロード BLACKEY 軍師会議)


7つの軍の軍師長だけによる会議"軍師会議"。

国の未来を左右する決定事項は全てここで決められる。



黒聖国(こくせいこく)の軍師は...。


"ドン・アルフレッド"

(※軍師長。スキンヘッドに頭に薔薇の刺青)


"プリンケプス・クロノス"

(※世界三大魔導師の1人。異常に肌が白い、隻眼)


"グラディウス・ヘラクレイトス"

(※世界最強の男。世界最強の軍隊を所有した、ボディビルダー並の筋肉美を持つ)


"テンペスタス・ミカエル"

(※片目だけ眼鏡をかけた白髪ロングの男。背が高いが線が細いことをコンプレックスに思っている)


"パルデンス・ジン"

(※真っ黒の髭を生やした丸顔の男。太っていることより、体毛が濃いことをコンプレックスに思っている)


"カルヴィン・ラファエル"

(※長い髭を蓄え、大きな三角帽子を被った魔導師。手首から肘までくらいの長さの黒塗りの杖と、カメラを常に持ち歩いている)


"オスカー・ルーク"

(※気品のある紳士。軍師長の中で最も若く、髭を少しだけ生やしている。)


の7人である。



今日、ここである事項が決定した。

"樹化異(きかい)事件の共謀者、'魔導師ソロモン'"




果たして、樹化異(きかい)の犯人は誰なのか?┈┈┈┈┈


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