第十五話:獣人の隠れ里:
森を移動中出会った獣人族の子供達の案内で
獣人の里近辺までやって来たここからは
特殊なルートで森の奥の里まで行かないと
辿り着けないらしい、何でも森の中の像に
供物を渡して門番に正しい合言葉を言う必要が
あるらしい何というかまるで忍者屋敷のようだ
そして供物として石を備えながら何か像をいじり
進むと一つの扉の前にやって来たこの先に
門番がいてさらに大扉が有るらしい
扉を開けると巨大な牛と馬の獣人像があり
何か殺気のようなモノを感じ像がポツリと呟く
[山!!]
え?何か予想出来るんだが?
「川!!」
あ!やっぱりだこれ忍者屋敷だ、間違いない!
「ちょっと里に相談に来た者です
ちょっと人手が足りなくて報酬はなるべく多く
出せるようにしますんで、お願いします!!」
取り敢えず挨拶はしておいた方がいいだろうからな
合言葉返した方が良いのかな?どうなんだろ?
[合言葉を言え!!]
ああ〜やっぱりいるんださっき聞いちゃったけど?
「川です川!さっき聞こえてましたよ、
本当に失礼いたします、あまり長居は
しないようにしますので族長に伝えてください
仕事を頼みたくてやって来たとご報告願います」
大扉が開き木造建の家が幾つか見える
すぐに壊れそうな建物だが火災の際に崩す為だろう
奥の方は結構しっかりした作りで奥に巨大な家が有る
多分族長はあの家にいるのだろう案外絡繰りなどで
近代的な知識があるようだが、古い考えで暮らしてる
人達のように思う普通に頼んで何とかなるだろうか
ひとまず族長と話し合ってみないとどうにもならない
上手く話が進むか分からないが対話が大事だ
「エルフの方々お待たせしました〜!!
我々開拓団が族長よりエルフの方々の案内
任されております隠遁派に目を付けられる前に
族長の家まで行きましょう、ささコチラへどうぞ」
話に聞いてた爬虫類系の獣人額が張っており
後頭部から髪が生えており背中が盛り上がり
顎が丈夫そう、おそらく亀の獣人だろうか
河童って感じだ歩いていると途中でザラついた皮膚に
鰐顔の筋肉質な男が二人やって来て合流する
長らく会話が無いので少し話しかけてみる
「族長ってどんな人ですか?」
河童の男がポツリと話す
「そりゃ神々しい白蛇の獣人で美丈夫てヤツです
サラリとした白い鱗に覆われた身体に美しい顔立ち
髪もサラサラで着物に身を包んでらっしゃる
人に近い様相なので話しやすい筈です」
そう話していると狼獣人と巨漢の熊いや模様的に
狸獣人なのか?数人が私達を取り囲む
「その客は我々が預かるお前らはすぐに退くなら
追いはしないすぐにコチラに客人を我々に渡せ
薄汚いレプタリアン共は客の扱いも分かるまい」
その言葉を聞きカッとなった蜥蜴男が爪と牙を
研ぎ澄まし構え怒鳴り返す
「そりゃあコッチの言い分だライカンスロープに
任せちゃ客人を騙しかねん足と首洗って黙ってろ」
どうやら獣型と爬虫類型は仲が悪いようだ
お互いを偏見で罵り合うとは何という様だろうか
「今のうちにコチラにおいでください」
両者が争っているうちに猫の獣人が私達を引き連れて
こじんまりした長屋に連れてくるその一室の
長屋の箪笥を動かし鍋を外すと隠し階段が現れる
「この下から大狗権現様に会えますこの里の本来の
持ち主ですあの方が本来この里を継ぐ筈でしたが
叔母の迅狼丸様がその地位を奪って一度は里の外に
追いやったのです何とか我々大狗派が協力して
この街に帰り地位を奪い返さんと暗躍してますが
新たな大和ノ白王という大蛇の獣人権力者
我々は両者に睨まれ上手く動けずにいます
どうか何卒お力添えを願いたく存じます」
う〜ん厄介な事になったぞ真の王に偽王
それを狙う権力者の三つ巴面倒くさいが
聞いてしまった以上放って置くのも寝覚めが悪い
「ひとまず大狗権現様とやらに会ってからでないと
どうも決められないので会わせてください」
私がそう言うと落ち着いたような不安なような
微妙な顔をするいったいどんなヤツなんだ?
地下通路を歩くとエレベーターらしき物がある
それになり更に降ると地下二階に泊まり
広い部屋に出る部屋の奥に蚊帳のような物があり
その仲誰かいるようだやたら小型だしこの声の高さ
まさか大狗権現様って子供なのか?
子供から地位を奪って使ってるのは胸糞悪いが
コレは協力がないと地位を取り戻すのは難しい
こりゃまさか計られたかな?まあ手伝うけどさ
「今日から当分よろしくね」
手をグシグシと拭い握手に返してくれる
蚊帳ごしだが悪く無い寧ろ良い気分だ、
しかしいや、面倒臭い事になったなぁ…
二人倒して王の素養を見せて王位を取り戻す
この小さな王様に地位を取り戻す
ひとまず腹が減ったがこの建物キッチンあるのか?
あるなら適当な料理でも作りたいんだが
「キッチン借りれますか?お腹すいちゃって」
そう私が言うと犬の獣人が私達をキッチンに
案内してくれる、材料は適当に使ってくれて良い
と言われた思ってたよりスパイスが多いし
荷物にチョコがあった筈だカレーにしよう
まず野菜を揚げ焼きにする火の通り易い
ジャガイモ、にんじん、玉ねぎなどすると良い
一度皿にうつし肉をサイコロ状にして焼く
皿の野菜と肉を鍋にぶち込み、刻みトマト、
粉コーヒー、ヨーグルト、果物ジュース
を入れて煮込み倒しカレーブロックと
チョコレートをしっかり溶かし
火を止めてから塩、胡椒、七味を入れて
混ぜるボリューム的に足りなきゃ揚げ物をのせる
玄米シリアル砕いて肉につけて揚げるとか
シリアルが肉に着くまで少し寝かせて
揚げると良い既に置いといた肉とシリアルが割の
おかきがあるのでそれを付けて揚げるあまり触らず
パチパチからジュっと聞こえたら長箸でひっくり返し
また音が変わったら紙を敷いた皿に置く
和紙かキッチンペーパーがありがたい
その後カレーと揚げたカツを合わせて
特盛絶対にカツカレーだ縁起が良いし美味い
コレをテーブルとかに置いていただこう
「いただきます」
うん丁度中辛ぐらいだ野菜の香ばしい風味と
食感トマトの甘味と酸味がしっかり出てる
それにカツの食感がとても良い、うん美味い
米はタカヤが持ってた筈だしもう少し作れるな
「カツの歯応えが良くてしっかり勝てそうだ
それに久々に食うと辛いが美味いですね」
そういえばレオンはカレー好きなんだよな
昔は良くカレーを作ってやってたな
まあもうチビじゃ無いがしっかり食ってデカくなれよ
シズは水を何度も飲んでる実はあまり飲むと
からさが広がるし次の日痛んだりするんだよな
タカヤは七味を足して食べている
大狗権現様も汗をかきながら食べている
うん美味そうに食うヤツは好感度高いんじゃないか
みんなしっかり食える時にくっておけよ




