第十四:新たな街、新たな村:
船の設備結合で集落に水や電気をある程度
送れるようになり街としての機能が十分に育ってきた
それに伴い近い場所に魔族達の娯楽都市を建設し
外からの住民を増やす方法を取ることとなった
今ある都市の拡大をしつつ他もするのでかなり大変な
作業になるだろうが我々は十分な人材も技術も
頼れる仲間も手に入れてきたこのまま波に乗るだけだ
「大分広くなったな、気候も十分だこの調子で
続けて街から道路の建設もしないとなトンネルの件も
魔族の力を借りれば何とかなりそうだし良い感じだ」
トンネルを開通させれば外の島や土地から
来る旅人や移民などで間違え潤うただその為の
警備などをする組織も大事で警備組織は
全ての種族合同で作り協力する事となった
と言っても上層部が他種族の長達と話し合い
決めたらしく、まだ詳しくは知らないのだが
上手く進んで問題が無いなら喜ばしい限りだ
ところでそんな中我々が何をしてるかというと
新しい畑と牧場の手伝いである暑い中ずっと
動物の糞やゴミを運ぶのは大変だがやり甲斐はある
畑や木の作物や肉や卵を分けてもらえて
食糧の補充にもなるなんだかんだで食事はメンタルや
体質的な影響が大きい、十分なタンパク質や食物繊維
糖分脂質など全部適度なバランスで摂るべきモノだ
食糧を選べるのは有り難いここに来て最初の頃は
木の実や野生の獣最悪虫を食べると言い出す者もいた
「まだ暑い日が続くなぁ…」
十分な食糧を得れて有り難いがこう暑いと
ら冷房設備の付いた船から出たく無い
何というか涼しくなれる食べ物や行事など
無いものだろうか?そうめんや葛切りは無理そうだし
何かこの星特有の食糧とか有ると良いんだが
と考えて幾つかな種族に聞いてみた結果、
森の奥に住む獣人族がスライム加工の技術を
持っておりスライムの脂薬や冷やし切りと言われる
干したスライムの千切りを蜜に絡めて食べる食事
が有るらしい何だか美味しそうだし近くで工事を
繰り返し驚かしているかもしれないので
「獣人達に会ってみよう、まず挨拶して
大丈夫そうならスライム狩りをして加工してもらおう
もしかすると警備の人員を補充出来るかもしれない」
そうと決まったら、頑張って手伝いを終わらせ
獣人捜索に行かないと、獣人の見た目は
背の高い猿のような種族と鰐や蜥蜴のような
爬虫類と人を合わせたような姿らしい
二足歩行の熊やミノタウロスのような姿の者も
いるらしい随分姿形が違うようで人間に近い
種族なのかもしれない進化の分岐点的な存在か?
取り敢えず我々は森の奥地獣人族が暮らすだろう
テリトリーに十分に気をつけつつ入った
よく見ると薬草などが多いようにみえる
コレらを主食にした結果、丈夫で知能も高い
生物が生まれたのだろうか?と思ったが
獣人族はさほど知能は高くなく人間の中学生ぐらい
の知性でやたら体格が良い純粋な種族
という印象でこちらが無害だと伝われば
争い事はなく順調に進むらしい今後人口が増えれば
魔物食なども常用化する可能性も有るなので
どうしても彼等の技術を取り込み食事を豊かに
する必要があるのだ何とか興味を引き技術を貰い
それなりの対価をしっかり払う、それが今回の任務
というか必要そうだから上に伝えたら頼まれた
「あの木の実デコポンじゃないか?あの出っ張った
デカい蜜柑みたいなヤツだよ、暑いし少し
休んでいこう、水分しっかり摂らないと倒れる」
木の実を取ろうと近づくと木の中から猫らしき
顔が出て来る驚いて離れると彼等も木の陰に隠れる
ケットシーより背が高く体毛が短く手足には毛は無い
鋭い爪と牙が有りあまり驚かせて暴れられると
厄介だゆっくりと話し合い無害なのを知らせないと
「我々は魔族領から食料品の調査出来てる者だ
害意は無いこの辺りに住む獣人族からスライムの
食べ方を聞きに来たんだ、まぁ我々は元々は
人間という種族なんだが縁あって魔族王の
バール・インフェルノの手伝いをしているんだ
言葉が伝わるなら協力してくれないか?」
獣人の子供のうち一人が前に出て挨拶する
「俺はバン・ウル=フェンリルの子ザガ・ウル=
フェンリルこの近くで最近領土を広げてる
種族の調査の為に村を出て魔物除けの木で休んでた
木の実が欲しいなら十分に持っていくと良い
その代わりに俺達のボスに会って安全だと
貴方達が安全だと証明して欲しい」
ザガと名乗った少年とは別に他の獣人達は
警戒してる様子だおそらくザガと名乗った子が
この子供達のリーダーなのだろう、しかし子供達
だけで他の種族に会いに来るとは何か訳ありか?
「勿論無害だと伝わるならある程度の事はする
食品技術を持ち帰れば皆が喜び願ってもない事だ
……ところで君達は何故子供だけでそんな事を
しようとしてたんだ?何か深い理由があるのでは?」
子供達は顔を見合わせた後話し出す
「俺達の種族は十の年を過ぎたら成人の為に
仕事をもらい挑戦する誰がどれだけ仕事をこなせたか
によって成人にふさわしいかが試される
本当は貴方達の住む土地を見つけて知らせるだけで
良かったが多分信用出来ると思っただから話しかけた
まだ分からないけど多分貴方達は俺達の種族に
必要な客人だ、だから族長と話し合って欲しい」
どうやら仲間や自分が成人する為に私達を案内して
仕事を完璧なモノにしたいようだ、ついて行って
どうという事もないし彼等の為にもうちの
食糧事情の為にも獣人族の族長に挨拶を済ませ
スライムや一部の魔物の食し方を習わないと
「疲れて無ければすぐに案内してくれ
多少腹が空いたり疲れてるなら一緒にメシでも食べて
休んでから族長に会いに行こう、携帯食糧が
ちゃんと多めに有る少し遅れても族長は
怒られないんじゃないかな?まずは缶詰パンだな
ここに指を引っ掛けて開ければすぐ食べれる」
子供達は警戒しながらも缶詰を開けてパンを引っ張り
出して齧るどうやら気に入ったようでガツガツと
食べる食べ終わった彼等に魔物肉の缶詰とホークを
渡す食べ方がわからないようなので持ち手を缶の端に差し込みクルクルと回して開けて肉を齧ってみせる
彼等が食べ終わる前にジャガイモのポタージュを
作りたいが今沸かしたお湯を注ぎながら必死に混ぜる
このポタージュ美味しいけど面倒なんだよな
どんだけ混ぜるんだってぐらい混ぜないと行けないし
水筒にお湯と入れて振る方が早く作れるぐらいだ
「美味しいし安全だから飲んでみると良い」
そういうと子供達は美味しそうに食べだす
子供の笑顔というのはどの種族でも良いもんだ
確か固焼きプリンブリュレの缶詰があったが
人数分だけか仕方ない私の分をやろうと思ったが
皆も渡そうと思ったようだ丁度子供達が一人一つ
食べれるぐらいだ缶詰を開けるとニオイを嗅ぎ
耳がピコピコと動き尻尾が揺れるお気に召したようだ
「そんじゃ私達も食事休憩にしよう、いただきます」
缶詰パンに練り込まれたきな粉の風味が美味い
しっとりとしつつも固焼きで良い感じだ
肉も少し脂っこいがほろほろと美味しい
しかし次はスープか必死に混ぜていると
少し憂鬱なぐらいだしっかり混ぜて溶かさないと
ジャガイモ粉がパサつくんだよな、まぁ美味いけど、
うん十分に食事も摂れたし残りの道なりも何とか
なるだろう食事を済ませたら獣人族の村に行こう




