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第十二話:遊びに行こう:

妖精達から聞き出した情報をもとに魔族を探す

事数時間いるだろうと言われてた場所には

何も無くただ奇妙な程静かで獣すらいない

それにたまに何か奇妙な感覚があり同じ場所を

ひたすらぐるぐると歩いてる時が有る

それを紙に書いた結果私達は決まった範囲内を

避けて歩いてる事が分かったそんな中タカヤが

幻術用の丸薬とやらを取り出した

正直味の方はかなり酷く

雑巾に青野菜汁ぶちまけて無理矢理甘くした

感じだったもう二度と飲みたく無いがぼんやりと

街の輪郭が分かってきた


5キロ程の場所に見えないがそこに有る

靄がかった何かに覆われておりそこを無意識で

避けようとしていたようださっきの違和感は

この靄に触れた感覚だったようだ

気づけたのだが入れるんだろうか?


靄の一部を引っ掴み開けてみると少し暗いがビル群が建ち並び僅かに人が犬のような獣を連れ散歩している

その人達はこちらに気づく頭を軽く下げてそそくさと

何処かに行ってしまうだが誰かに報告したわけで無く

ビル群の一部も疎らに電気がついており屋上辺りから

手を振ってくれる人物もいるそして気づいたのだが

コレらは上部に会社の有る地下マンションで

ビルから出ているのはハーネスをつけた犬や猫連れや

子供を抱っこした母親らしき人物などおそらく

騒ぎにならないようマンションから出てきた人達だ


肌が浅黒く角の生えた人々子供にすら額に

石粒のようなものが有るおそらく魔族なのだが

Tシャツにジーンズや背広でふらふらと歩く人達

何というか魔族のイメージから程遠いように思う

寧ろ古き良き時代の夜明け前って感じだ

彼等彼女達は本当に魔族なんだろうか?

あまりにも人間臭いと思うのだが直接聞いてみるしか

無いんじゃ無いだろうか、コンビニでも探して

聞いてみるか?丁度すぐそこに店が有るし

多少警戒されるぐらいだろうそれなら早く聞こう


「まさか魔族の街にコンビニが有るとは

入って大丈夫だらうか?え!?自動ドアついてる

本当によく有るコンビニだ店員さん角生えてるけど」


つい懐かしく出入り口でうろうろしてると


「お客様どうかなさいましたか?夜中ですし

不調でしたら相談のりますよ?無事ですか?」

 

「いや、その…我々今日この街に来まして魔族らしき人達があまりいないので、ここ魔族の街だった

よなぁ…間違えてないよなぁと思いまして」


店員さんは首を傾げ一言


「角生えてて肌の色浅黒いし魔族らしさしか

ありませんが変わった人達でも見ましたか?」


ああアレが普通の魔族の人達なんだな

変な偏見持たないはうがいいな

普通の人は角生えてすらないよなぁ……


「ありがとうございます適当にぶらついたら

帰りますのであまり気にしないでください」


そう言って店を出て取り敢えずそれっぽい建物

などを探すが殆どがビル群で消防署や交番ぐらいしか

普通の建物が無いどうすれば良いのか?

そういえばコンビニも普通にコンビニぽかった

もう一度コンビニに行って聞いてみよう

同じようなビルばかりで道が分かりにくい

歩く事数分さっきのコンビニに着いた


「魔族の偉い人に会いたい?魔族王様ですか?

街の端にある教会に住んでますよ、貴方達は

どちらから来たんですか?人間ですよね?

一応地図が有りますので銅貨三枚で販売しますよ」


一応銅貨三枚を渡し街の地図を買ったが

三枚ほど重なっており地下と中階層に高層階と

分けて書かれており重ねると街の風景が分かるように

なっている、教会だから中階層の建物だなコンビニの

場所の真逆結構歩く事になるなそれに建物自体が

横に広いから入ってからも結構歩く事になりそうだ


自転車で良いから借りれないものだろうか

と思っていたらレンタカーの店が有るのだが

お金が無かったので自転車を借りる事になった

数人乗りが銀貨二枚だったが音も鳴らないし

ライトもついてるこりゃ良い自転車だ

問題は明らかに前の方の負担になる構造

レオンとタカヤが必死に漕ぎシズと私は結構

楽をさせてもらったおかげですぐ教会まで着けた


「さてどうやって魔族王に連絡を取ったものか?」


と思ったがインターホンがあるピンポンして

教会の人に連絡取ってもらおうブブーと音が鳴る


[はいもしもし何の御用でしょうか?」


出た…声の感じ女性のようだ普通に魔族王様に

お話があり外から来ましたで良いんだろうか?


「夜分遅くに失礼致します我々ここの外から来ましたエルフという種族です魔族王様に我々との今回交流を

願いたく来ました、あと少し聞きたい話がありまして

良ければ連絡いただいてよろしいでしょうか?

夜遅いので大変でしたら出直しますので願います」


少し無言が続きガサガサという音がして


[魔族王様も気になるらしいので入ってください

内ドアノックしてくださったら開けますので

入ってゆっくりしていってください外門

すぐ開けますので少しお待ちください]


ガチャンと音が鳴りカラカラと外門が開く

気合いを入れて入ろうとするとすぐ後ろで

石焼〜き芋〜と焼き芋屋が通る、今来ないでくれ!

取り敢えず土産を買い忘れたので石焼き芋を買い

急いで門を通る待たせてしまい申し訳ない

内扉飾りでノックするとゴンゴンと鳴り

一部始終を見ていたのだろうシスターらしき人物が

笑いを堪えて出て来るこりゃ石焼き芋の人として

認識されたな、うん仕方ない石焼き芋きちゃったもん


「これお土産の石焼き芋です魔族王様と是非

食べてください、あと出来ればさっきのは

忘れてくださると本当に助かります」


多分モニターの前の人みんな石焼き芋の人として

認識された筈だ何なら魔族王様にも石焼き芋来ました

って報告されてるかもしれないぐらいだ

だが入れただけマシだしっかり話して聞いて

良い結果を持ち帰らなければ洒落にならん


「本日は夜分遅くに失礼致します魔族全体との

交流と巨人族の情報を得る為に来ました

まずは交流に向けて何か興味のある娯楽などは

ありますでしょうか?良ければ我々で用意させて

いただきたく、うかがわせていただきました」


少し考えた後シスターは


「いえ娯楽でしたら我々の方が詳しいと思いますので

間違えが無いか是非確かめていってください

魔族王様は暇を持て囃してますので得意なんですよ

娯楽の再現とか制作とか仕事以外だとずっとしてます

最近はカードゲームとか積み木抜きとかをしてます

普段仕事も忙しいのに良くやるものです」


何というか魔族の王という枠に当てはまらない

人物のようだ娯楽の復旧に尽力してる人のようだ

これは友好的に事が進むんじゃないか?

何が来るか分からないが大体の遊びなら出来る筈

積み木抜きやポーカーならタカヤに任せれば良いし

レオンはベーゴマが得意なんだ私は運任せ系なら

そこそこ強い筈だゆっくり楽しませていただこう


「魔族王様はのちに来ますのでこちらの部屋で

お茶を飲んでゆっくりお待ちくださいお茶請け

もございますので待っててくださいね」


お茶請けはお婆ちゃん家の名前知らない高級菓子

みたいなのが幾つかある薄い生地チョコで包んだヤツ

ビスケットにココアとチーズクリーム挟んだヤツ

山椒と七味まぶした煎餅、アーモンドとチョコチップ

混ざったおからのクッキー、干しワカメと豆のヤツ

そして焙じ茶だ何というか懐かしい味わいだ


「何か食べた事無いのも懐かしい味だ」




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