裁判所に閉じ込められたネズミ
ようこそ、我が小説へ、読者の皆さん。これは第58話です。正直、この話はかなり面白いと自分では思っています。特にあの三人組+ジェフリーのところは、自分でもかなり気に入っています。もし評価や感想を残していただけたら、本当に嬉しいです。皆さんからの反応は、ここでは言葉にできないほど、僕の力になっています。
袋の中身を吸い込んだ途端、まるで意識を失ったかのように背中から床へ倒れ込んだ。彼はそのまま大げさなくらい滅茶苦茶に体を動かし続け、話している間も一度も止まらなかった。
「くそっ!……家が回ってる……いや……回ってるのは俺のほうだ!……なんだよ、これ……これ……うまい言葉が出てこねぇ……ははははは!」
あまりにも激しく笑うものだから、その声が部屋中に響き渡った。すると、フィールドがすぐに口を挟んだ。
「ほら、今日一日ずっとここにいるわけにはいかないんだ……信じろって。もっと楽しめるぞ……お前は自由だ……何の縛りもない……お前は……感情すらない」
今のシャギーには、その言葉はあまりにも難しく、意味を理解することなどできそうになかった。それでも彼はすぐに答えた。
「俺……俺……自分がサーカスで育ったのは覚えてる……広かった……それで……あれは……どうだったっけ……ははは……楽しかった……どこを見てもポジティブなエネルギーがあって……そこら中に飛び散ってるのが見えたんだ……空気の中にも浮かんでた……」
「自分の目で見たんだ……あそこに戻れたらいいのにな……。……待て……俺の名前って……なんだっけ……? ん?……ああ……はは……そうだ、シャギー・ミンだ……じゃあ、俺の夢は……?」
「まあ……今はないな……昔は道化師になりたかったんだ……あいつらが魔法を使うたびに、いつもポジティブなエネルギーが飛び散ってるのを見てたから……俺もああなれたら……」
「それで……俺……まあ……俺が悪かったんだ……アカウントを作ったときに、収益化を有効にしなかった……別に謝ることじゃない……そんなこと、俺が知るかよ……それに、携帯電話を盗んだのも俺だし、それを金と交換したのも俺だ……そのあと電子タバコを買って……それから……カメラ?……つまり、俺のやったことの被害を受けるのは、俺だけってことか……」
「これで合ってる言い方なのか?……なんか俺、武装されてるみたいだな……ははははは……違う……残高だ……なんて言葉だったっけ……語彙力……?……酒のボトル一本賭けてもいい、それだ……」
「くそ……回るのがどんどん速くなってる……俺、ここで泳いでるぞ!」
誰も何も言わなかった。ただ目の前にあるものを、四人ともじっと見つめていた。やがてフィールドは、説明を求めるようにハリーへ視線を向け、それから再びシャギーへと目を戻した。一方、ジェフリーは自分の目に映っているものが信じられないとでもいうように、目を何度も素早く瞬かせていた。
フィールドはそんな彼に近づき、枕の羽毛でいっぱいになった寝室へと連れていった。その場に残されたハリーとジェフは、しばらく呆然としたまま二人きりになったが、ハリーはすぐに口を開いた。
「よし……次はお前の番だ……きっと楽しめるぜ……シャギーを見たか?……あいつ、最高に楽しそうだっただろ」
ジェフリーはためらうように眉をひそめ、それから鬱陶しそうに息を吐いて、ゆっくりとうなずいた。そして袋へ手を伸ばし、素早く中身を吸い込むと、顔つきが一瞬にして変わった。目は異常なほど見開かれ、言葉は次々と口から飛び出していくのに、笑みだけは理由もなくどんどん大きくなっていった。
「おお……おお……待て、なんだこれ?……お前……二人いるのか?……待て、これの効果なんだよな?……まだ俺には効いてない……たぶん俺がスポーツマンだからだな……ははははははは!」
ジェフリーはそのまま背中から床へ倒れ込み、めちゃくちゃに体を動かし始めた。そのとき、フィールドがリビングへ戻ってきた。目の前の光景を見て一瞬足を止めたものの、すぐにゆっくりと歩き出し、元いた場所へ腰を下ろした。
すると、ジェフリーが口を開いた。
「壁が……回ってる……空中に浮かぶボールみたいに……ずっと父さんとサッカーをやってた……本当に楽しいスポーツだったよな……」
「……本当に楽しかったのか?……くそ、楽しくなんかなかった……楽しくなんかなかった」
部屋に沈黙が広がった。二人は息を切らしているジェフリーをじっと見つめていたが、彼はそのまま言葉を続けた。
「俺はスポーツマンだ……でも、スポーツは好きじゃない……完璧な矛盾だ……ライトノベルの主人公の設定としては、かなりいいアイデアになりそうだな……父さん、この意見に賛成か?」
「父さんも小説は好きじゃない……くそったれ……父さんがやってることなんて、スポーツを見たり、やったりすることだけだ……仕事までスポーツに関わってる……本当に俺にその立場を継いでほしいのか?」
「そうだとも、俺の大切な息子……ジェフ……お前は母さんとは違う……お前は俺に似ている」
ジェフリーは立ち上がると、そこら中に置かれていた花瓶を次々と床へ投げつけ始めた。
「くそったれのクソ野郎が!」
床が割れたガラスで埋め尽くされる前に、フィールドとハリーが割って入り、二人で彼を落ち着かせようとした。結局うまくはいかなかったものの、今回は運が味方してくれた。ジェフは眠りにつき、どうやらコカインの影響も消えたらしく、つまり、彼の状態はシャギーよりもまだマシだった。ただし、その反応はシャギーよりもはるかに攻撃的だった。
フィールドは袋をしばらくじっと見つめてから、ハリーへ視線を向けた。
「これ、明日に残しておくか? その……今はジャガイモを料理して、この分は明日……それとも夜まで取っておくとか?」
ハリーは袋から目を離さなかった。少しの間ためらい、手を袋へ伸ばしかけたものの、途中で止めると、指を握り締め、手を自分の横へ戻してから、拳を強く握った。
「先にやれ!」
その言葉を聞いたフィールドは、鬱陶しそうに息を吐き、両手を少し上げると、袋の中身を吸い込み始めた。
「おお……くそ、なんだこれ?……俺、今にも飛び立とうとしてる飛行機の中にいる……ははは、ブォヤアア……でも俺、ここに立ってるぞ……乗客は……全員バカなのか?……そもそも、これ本当に飛行機なのか?……なあ、ハリー、俺は本来……くそっ、起きてることのせいで頭がめちゃくちゃになってる……くそ……俺のことを話すんだったよな? アブラハム・フィールド・マッシュルーム?……くそ、ここはめちゃくちゃだ……飛行機なんて一度も乗ったことないけど、こんなに狂ってるもんじゃないってことくらいは分かるぞ……前の席ではセックスしてる奴らがいるし……音楽はうるさすぎる……ここは天国だ……お前もこれ、やってみろよ!……何の……制約もない!」
結局、ハリーはフィールドを寝室まで引きずっていき、枕の羽毛で覆われた絨毯の上に置くと、そのままリビングへ戻っていった。
そこにはハリーと袋、そして当然ながら部屋にある家具だけが残ったが、ハリーはそれ以外のものには一切目もくれなかった。手を伸ばしては、掴む前に引っ込めるということを何度も繰り返し、何度目かの挑戦でようやく袋を手に取ると、キッチンへ向かった。
小さな電子レンジの扉を開け、袋を中へ放り込んだ。
「ジャガイモを作ろう……そのほうが俺にはいい」
そう言うと、冷蔵庫からジャガイモをいくつか取り出し、ためらうことなく皮をむき、それから切り始めた。
長い時間をかけて歩き回った末、ザックはようやくトイレから出てきた。自分がそこで何時間も過ごしていたという事実さえ、いまだに信じられないほどだった。裁判所の廊下はすっかり闇に包まれており、すべての扉が閉まっている。
ザック・レスターは少しだけ前へ進んだ。
「よし……やっとあそこから出られた……携帯のバッテリーは10%か……本当に助かったよ。まあ、とにかく……ここからが本当の仕事だ」
彼は扉に掛けられた札に書かれている部屋の主の名前を一つ一つ確認しながら、扉を調べ始めた。廊下は何本もあり、その途中にはいくつもの部屋が並んでいる。
「トリミラ……フィナシア?」
札に書かれた名前をゆっくりと読み上げる。どうやら彼は、上階にある裁判官の廊下まで来たらしい。
何度も探し回った末、彼は隣の廊下にある一室へとたどり着いた。
「クラトロス・アーチェリー!……やっと着いた」
ザックはしばらく周囲を見回してから、ゆっくりと扉を開けた。彼が一番恐れていたのは、部屋に鍵がかかっているなどして中へ入れないことだったが、幸いにも何の問題もなく中へ入ることができた。
そこは、警察署にある自分の執務室と比べると、あまりにも広い部屋だった。
「やれやれ……ここなら、あと二つくらい机を置けるじゃないか」
もっとも、捜査官としてまだ駆け出しのザックと、十年もの間その名を知られてきた経験豊富で有名な検察官とでは、比べること自体に意味がなかった。しかも、ザック自身はその検察官のことを知らなかった。
ザックは机へ向かい、回転椅子に腰を下ろすと、指で机を軽く叩き始めた。その音は、速く、それでいて美しい一つのメロディーを奏でていた。
そして回転椅子を一回転させると、そこで止まり、机の表面をじっと見つめた。
「ここの退屈さ、半端ないな……80%くらいか……それとも90%?」
彼はやっていたことを止めると、素早く引き出しを開けた。中には大量のファイルが入っていたが、彼はためらうことなくそれらを取り出し、目を通していった。
「ん?」
しかし、少なくともザックにとって重要そうなものは何もなかった。
それでも彼は、その机の引き出しをさらに調べ続けた。
それほど時間が経たないうちに、ザックは椅子から立ち上がった。そして机の下を覗き込むと、床は埃だらけだった。
彼は再び立ち上がり、今度は部屋の外へ出た。そして、背後の扉をゆっくりと閉めた。
「よし……さて……ははは……ここからどうやって出ればいいんだ?」
ザックは、ここから出る方法を事前に考えていなかった。
「このまま出ていったら警備員に見つかる……くそ、どうすればいいんだよ、なあ……なんで俺、こんなこと考えてなかったんだ?」
最後まで読んでくれたということは、もう読み終わったんですね、読者の皆さん。今回の話はどうでしたか? ハリーの決断は正しかったと思いますか、それとも間違っていたと思いますか?
僕としては、あれで正しかったと思っています。結局のところ、ハリーにとっては何よりもジャガイモが大事ですからね。
もしこの小説をお気に入りに追加してくれたり、レビューを残してくれたりしたら、心の底から嬉しいです。
それでは、次の話でお会いしましょう。
……あっ、そうだ。明日は外伝『ジェフリーの物語』の第一話を投稿する予定です。準備はできていますか?




