フィールド・マッシュルーム
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今日は少し特別な日です。皆さんのおかげで、この作品はついに1000PVに到達しました! 本当にありがとうございます!
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これからも、この物語を楽しんでいただけたら嬉しいです。いつも応援してくださって、本当にありがとうございます!
フィールドに身体を支えられながら歩いていたハリーの携帯電話に、一本の着信が入った。しかし、ただひたすら道路の先を見つめることしかできないほど彼の状態はひどく、その電話に出ることなどできそうになかったため、フィールドは歩みを止め、ハリーのポケットから携帯電話を取り出すと、ためらうことなく通話に応じた。
「ハリー……フィールド……お前たち、どこにいるんだよ……大丈夫なのか?」
向こう側から聞こえてきたその声を耳にした瞬間、フィールドの表情からわずかに緊張が抜け落ち、彼はすぐに答えた。
「シャギー……俺たちを置いていったのかと思ったぞ。お前、どこにいるんだ?」
「はぁ? 置いていく? お前、頭でもおかしくなったのか? 聞かなかったことにしてやるよ……まあいい、とにかく俺は家の前にいる。叔母さんの家には行かなかったんだ、だって金を稼げなかったからな。行ったところで追い出されるだけだし……でも今は隠れてる。警察がいるんだよ、この格好で見つかったら拘束されるかもしれないからな」
フィールドはハリーの腕を自分の肩に回し直し、そのまま電話を耳に当てながら歩き出した。
「分かった、分かった……理解した」
それからしばらく歩いたあと、フィールドとハリーは家へとたどり着いた。しかし、そこには警察官も救急隊員も見当たらないにもかかわらず、家の周囲には黄色い規制テープが張り巡らされており、フィールドが数歩進んだところで、茂みの塊の中からシャギーが姿を現した。
全身には無数の引っかき傷が走っており、まるで野良猫の集団とでも戦ってきたかのような有様だった。
「シャギー、どうしたんだよ? その傷は何なんだ?」
シャギーはしばらく自分の身体を見下ろしたあと、何でもないことのように答えた。
「ガラス窓を突っ切ったときにできた傷だ。ちょっとしたジャンプだったんだよ、心配するな、俺は痛くない……それより、ハリーに何があったんだ? 顔も血だらけだし、手まで……しかも何も喋らない。ハリー? ……ハリー?」
フィールドはシャギーをハリーから離すようにして押しのけ、いつもの口調で言った。
「うるさくするな。今は状態が悪いんだ……とにかく、中に入ろう」
三人が家へ向かおうとしたそのとき、まるで何もない場所から突然現れたかのように、一人の警察官が彼らの前へ立ちはだかった。
「君たち、どこへ行くつもりだ……って、なんだこれは? 一体何があった?」
からかうような表情を浮かべていた警察官だったが、三人の姿をよく見た途端、その顔つきは変わった。特に、ズボンも履いていないという奇妙な格好をしたシャギーの姿が目に入ったときには。
何度かハリーに話しかけてみたものの、どうやら彼はショックか何かを受けているらしい――それが警察官の説明だった。もっとも、その直後にシャギーはショックによる一時的な精神錯乱を起こしているなどと言い出したため、その説明自体がどこまで筋の通ったものなのかは分からなかったが、とにかく彼は三人の中で唯一まともに話せるフィールドと二人きりになった。
「さて、警官さん……ここは俺の家だ。正確には母親の家だけど、かなり前から俺に任せてくれてる。それに、俺たちのことなら助けなんてまったく必要ない。理解してくれて感謝するよ」
「待て待て、君……すでに救急車を呼んである。君の友人たちの状態は普通じゃない、それに君たちに何が起きたのかも説明してもらう――」
警察官が最後まで言い終える前に、フィールドが割って入った。
「なんでだ? なんで俺がお前に話さなきゃならない? そんな義務、俺にはないだろ」
警察官は両手を上げ、言った。
「まあ……それが規則だからだ」
フィールドは笑いながら頷いた。
「規則? くたばれよ、お前もお前の規則も、このクソ野郎。俺たちが何を経験してきたか知ってるのか? どんな規則の話をしてるんだよ、そんなもの、この辺りのどこにも存在しない……大人ってのはいつもそうだ。規則、秩序、礼儀……なあ、ひとつ教えてやるよ。お前もお前の規則も、くたばれ。俺たちのことは放っておけ、助けなんて頼んでない」
「君は私の職務を妨害している……逮捕せざるを得ないかもしれないな」
「逮捕? そんなことできるわけないだろ。ここは北アイルランドだ、俺にはここでの権利がある」
ちょうどそのとき、救急車が到着した。
「くそ……呼んでないのに」
「私が呼んだんだ。君は私と一緒に警察署へ来てもらう」
「はぁ? 行くわけないだろ」
冷え切った警察署の留置室の中で、フィールドにできることは何もなかった。ただ、警察官から何度も繰り返される暴力に耐え続けることしかできず、殴られるたびに身体は限界へと近づいていったが、不思議なことに、彼はその痛みにさえほとんど反応していなかった。
おそらく、考えていたことが別にあったからだ。
自分と仲間たちが今まさに経験した出来事とは、まったく別のことを。
それは、ある穏やかで陽気な春の日の、暖かな夕方だった。
幼いフィールドは、全身を泥だらけにしたまま家へ帰ってきた。しかし、そんなことを気にする様子など少しもなく、靴さえ脱がないまま家の中へ入り、そのまま浴室へ向かっていった。
すると、隣の部屋でジグソーパズルをしながら飲み物を口にしていた母親が、その姿を見つけた。
「アブラハム、何をしているの? 靴のまま入ってこないようにって、何度も言ったでしょう」
母親は息子を抱き上げ、彼が入ってきた玄関まで連れ戻すと、そこで言った。
「さあ、靴を脱いで」
フィールドは少し迷いながらも、汚れた靴を脱いだ。
「次はコートを脱いで」
彼はコートを脱ぎながら尋ねた。
「お母さん、なんでこんなこと全部しなきゃいけないの?」
「それが規則なのよ、坊や」
そのあと、身体を洗い、着替えを済ませたフィールドはキッチンに座って食事を取っていたが、しばらくすると玄関の呼び鈴が鳴り響き、彼は勢いよく立ち上がってドアを開けに走り出した。
しかし、そのとき母親の声が彼を止めた。
「ドアを開けちゃだめ。開けるのは私よ」
それに対して、フィールドは不満そうな声を上げた。
「でも、なんで?」
「それが規則だからよ。ドアを開けるのは大人、あなたはまだ子供でしょう、アブラハム」
母親がドアを開けると、そこには塗り絵帳を手にした幼いシャギーが立っていた。
「入ってもいい? フィールドと一緒に絵を描くんだ」
しかし母親は、ゆっくりとドアを閉めながら答えた。
「いいえ、入ることはできないわ」
幼いフィールドはすぐに泣き出し、言った。
「なんでだよ……俺とこいつ、約束したんだ。俺は色鉛筆を持ってて、こいつはノートを持ってるから、一緒に絵を描くんだ」
「それが規則よ。この家に入れるのは、私たちの家族だけ……マッシュルーム家の人間だけなの」
「さあ……アブラハム・フィールド・マッシュルーム。なぜ火事が起きた? どうして君の友人たちはあんな状態になった?」
その言葉が、フィールドを現実へと引き戻し、彼を過去の記憶から引き離した。
しかし、それによって何かが変わったわけではなかった。
「これは不当な逮捕だ……俺を帰せ」
それからフィールドは警察署を出ると、はっきりと足元をふらつかせながら歩き出し、身体のバランスさえうまく保てない状態で、顔には痛々しい痣が残っており、片手で頭を押さえながら、警察署で聞き出した場所を頼りに病院へと向かっていった。
ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます!
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次の目標は、50話の投稿と1000人のユニークアクセス到達です!
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