選択の時
皆さん、こんにちは!
第41話へようこそ!今回も読んでいただき、本当にありがとうございます。
それでは、どうぞ最後まで楽しんでください!
ドアをノックすることすらせず、前触れもなくそのまま開けた。中には二十代前半の若い男が二人いて、一人は部屋の隅で自慰をしており、もう一人はタバコを吸っていたが、突然ドアが開いたことで、二人とも自分のしていたことを止めた。
「おお、ハリー! 久しぶりだな、この落ちぶれたクソ野郎!」
そう言った一人は、吸っていたタバコをカーテンの方へ放り投げた。
「お前らみたいな落ちぶれた中毒者が……まだここにいたのかよ。」
自慰をしていた男が立ち上がった。
「ハリー、こっちに来いよ……抱き合おうぜ。」
「その手で俺に触るなよ、シャギー……汚れてるだろ。」
すると、もう一人もすぐに前へ出てきた。
「じゃあ俺は?……俺もハグに参加しなきゃな。」
「来いよ、フィールド……来い……」
ハリーがそう答えるとすぐに、三人は短い抱擁を交わした。しかし、その直後、奇妙な音とともに怪しげな匂いが辺りに漂い始めた。
焦げ臭い。
全員が同時に振り返った。少し前にフィールドが投げたタバコのせいで、カーテンが燃え始めていた。
「くそっ、何だよこれ!」
ハリーは縞模様のシャツを脱ぎ、それを振り回しながら、秒を追うごとに勢いを増していく炎を消そうとした。
「早くここから出ようぜ……このままじゃ俺たちまで終わる!」
「ハリー……早く!」
「くそっ、俺のズボンが部屋の中にある……このまま出るしかないのかよ……女の子に会わないことを願うしかないな。」
「くそったれ、シャギー……それに、くそったれアブラハム!」
ハリーはシャツを放り捨て、残りの二人とともに外へ飛び出した。縞模様のシャツは、その家にあったほかの物と同じように、燃え続ける炎の中へ置き去りにされた。
「くそっ、あのタバコのせいだった……お前に会えて嬉しくて、勢いで投げちまったんだ。」
「気にするなよ、フィールド……大事なのは、今こうして俺たちが一緒にいるってことだ。」
「じゃあ俺はどうなるんだよ?……これから一生ズボンなしで歩き回るのか? この下着、きついんだぞ。」
「シャギー……俺たちは今夜どこで泊まるか考えてるのに、お前はズボンの話か?……くそったれ!」
「それより……何か新しいことはあったか?」
「いや、実際は何もない……コカインとタバコだけだ。お前はどうだ? まだプライドのところで働いてるのか?」
「いや、俺は……俺は考えたんだ……それで……あいつから離れた方が、俺にとって得になると思って……だから……俺はあいつを離れた。」
「離れた? どうして?」
「シャギー……今さっき言っただろ……あいつから離れる方がいいと思ったんだ……そもそも、給料すら貰ってなかったし……そんなことはもういい、それより火事の後、俺たちはどこで泊まる?」
「知らない……シャギー、お前の叔母さんは家にいるのか?」
「何だよ? あそこには泊まらないぞ、相棒……あの日のことを思い出したくない。」
「日? 何の日だ?」
「俺があいつの写真で自慰してるところを見つかったんだ……あれは本当に最悪だった……しかも、シャギーが彼女に説明しようとしてる間、俺はその写真に射精してた……あの日のことは忘れない。」
「せめて、それくらい俺たちだけの秘密にしてくれよ、フィールド。」
「本当にひどい話だ……フィールドがシャギーの叔母さんの写真で自慰して、しかもその写真に射精してたのに、俺だけ何も知らなかったなんて、まるで俺だけ馬鹿みたいじゃないか。」
「お前は仕事してたし、話す時間がなかったんだ……まあいい……叔母さんのところへ行こう……そうだろ、シャギー?」
「分からない……もう一度電話してみる。」
シャギーは携帯電話を取り出し、電話をかけ始めた。ほんの数秒後、相手が出た。
「狂った甥っ子?」
「へへ……俺の大好きな狂った叔母さん……へへへ……元気か?」
「何が欲しいのか、早く言いなさい。」
シャギーは素早く携帯電話を手のひらで覆い、低く早口で言った。
「何て言えばいい?」
「何?」
「家を貸してもらえるか、しばらく住ませてもらえるか、そういうことを聞けよ。」
「もし叔母さんがそこに住んでたら?」
「はあ? 知らない……一緒に住めばいいだろ……本当に、なんで俺に聞くんだよ。」
シャギーは手を携帯電話から離し、再び耳に当てながら言った。
「親愛なる叔母さん……家の部屋を一つ、俺に貸してくれないかと思ってさ……へへ……」
「どういう意味? 借りろってこと?」
「はあ? 借りる?……ああ……そうだ、借りる……それだ。」
「シャギー、お金はあるの?」
「ううう……ああ、あるよ……金ならたくさんある……とにかく、今からそっちに行く……もう電話を切るぞ……じゃあな。」
「待って、私は家にいな――」
シャギーは電話を切り、そのまま携帯電話を地面へ放り投げると、アブラハムに抱きつきながら言った。
「俺たちに難しいことなんてない……これからあいつと一緒に住むんだ。」
「待て、この落ちぶれた馬鹿……どうやって家賃を払うつもりだ?」
「はあ? そうだ……どうする?」
「俺の叔母さんだから、よく知ってる……支払日をずっと先延ばしにし続けるんだ……これを俺は『先延ばし』って呼んでる……結局、一度も払わない。」
「お前の言うことがあいつに通用するなら……きっと馬鹿なんだろうな……まあいい、行こう……ところで、あいつの家にポテトはあるのか?」
「はあ? 俺が知るかよ。」
ザックはトイレの中で立ち止まっていた。顔は青白い。
「くそっ……俺に何が起きてる?」
彼はゆっくりと手を動かしていた。ザックは左手を上げ、紫色のソープディスペンサーを握った。動いていたのは手だけではない。彼の頭の中では、あの不快で侵入してくるような考えが渦巻き続けていた。
「くそっ……今はあの老人の事件に集中するべきなんだ。」
彼は次に何をすべきなのか、決めることができずにいた。アスコ・マイコタを助けるべきなのか、それとも、これまで以上に正義へ近づいているCランクの犯罪者たちを追うべきなのか。特に今の彼が持っているのは、一部の犯罪者の罪を証明するファイルだけだった。
紫色の液体で両手を擦りながら、彼は深く息を吸った。そして目を開いた。
「よし……あいつを助けよう……くそっ、あいつの裁判は明日だ……判決を延期してくれることを願う。」
今回も最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました!
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