第40話 ある晴れた昼下がり
あーる晴れた。ひーる下がり、イーチバへ続く道
「なんだ?そのくらい歌は?」
私はドナドナな気分で馬車に揺られている。しかし、歌を歌ったことが癪に障ったのか
「そんな暗い歌、やめろ!!」
「あらそうですの。やめたら、大変なことが起きるかもですわ」
「そんなことがあるものか!!」
ピカッ
どどーーーん!
「ひっ!」
と晴天にも関わらず、目の前の木に雷が落ちた。そこにはAクラスの魔道士がいた。
「こいつが魔法を使ったのか?」
「いや。魔力は感知しなかった」
「だとしたら、なんなんだ?今のは、わからない」
すると御者が
「うわー」
と慌てて、手綱を引いた。目の前に大きな岩が落ちて来たのだった。しかも、手綱を引いた瞬間に、手綱が切れて、馬がびっくりして馬車が急停車したのだった。
そして、全員がハーマインを見て
「貴様、なにをした?」
「へ?何もしてませんわ。詠唱を唱えた訳でもないし。これは、天使様のご加護がかもですね」
私の顔を見て見て、身震いした誘拐部隊達だったが、彼らは勇敢だった。
そうなんとか砦まで辿り着いたのだった。
丁度そのころ、エドヴァルト王子、ローランド様、そして、わたしが行方不明になったことがわかった。そして、近くで死亡している人間を見て、誘拐されたと大騒ぎになっていたのだった。
⭐︎⭐︎⭐︎
私達は、小さな砦の牢に閉じ込められてしまった。
牢に辿り着く着くまでに一つ鉄の扉があった。
この手錠、すぐにブチ切れるわ。だとしても、ブチ切らないでいられたら楽なんだけど、あの見張りをなんとかしないと、鉄扉だから、ここで起きたことはすぐにわからないはず。私はある作戦を始めた。
「アーン。お願い手錠を外して」
「うるさいガキだな」
「も、漏れそうですわ」
「は?」
「ですから漏れそうなんですの」
私は内股をすり合わせオシッコがしたそうに見せている。
「そのままそこですれば、いいじゃないか」
「そんなこと!、だいたい、この状態でズボンが脱げませんわ」
するとその男がニヤリとして、だったら俺が脱がしてやるよと、ろうの鍵を開けて、中に入って来た。
「きゃー!!変態!」
私は後ろ手に掛けられた手錠をブチっと切ったのだった。
「へ?ぶほ」
それに驚いた見張りの股間を蹴り飛ばし、顔が青くなったところを手刀で首を飛ばして、完全に沈黙させた。
その光景を見ていた。エドヴァルトとローランドは何が起きたか、理解できなかった。
急いで2人の手錠をはずし
「急いで!!逃げるわよ」
私は鍵がかかっていた鉄扉を蹴りで吹き飛ばした。
扉の向こうには鉄扉の直撃を受けた見張りと何がおきたかわからない特殊部隊数名がいたのでウィンドカッターでその場にいた全員を殲滅した。
そして、天に向かって手をあげ
『天使様のご加護』と言って、光魔法を上に向けてぶっ放したのだった。
「ハーマイン頑張れ!」「この勘違い(オチ)はひどい(褒め言葉)」など、少しでもクスッとしていただけましたら、
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