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混血のバイト  作者: ルト
5/14

犬と巨人と山と案山子 その後

帰れば店長が居る、なんてことはなく受付には


「予定が入ったから今日は少し出かけてくるよ」


と書かれた紙と核を収納するケースが2つ置いてあった。

とりあえず、ぼくは店長が置いておいてくれた収納ケースに核を入れた。

リトオも核を入れたらしく、2つの収納ケースが同時かつ自動的にロックされた。

その後は、リトオは移動の時に壊した屋根の修繕、増えた沼やヤマモドキの残骸の処理を。

ぼくは受付でお客さんを待っていると


「よぉ」


と言いながらコウジが入ってきた。


「コウジじゃん!どしたの?今日休みでしょ?」


「まぁ、来たくなったから来たってかんじだな、特に理由はないさ」


暇で暇でしょうがないみたいな顔をしながら棒付き飴を数個購入するコウジ。


「じゃあ、少し話し相手になってよ」


「ん…いいぜ」


そしてコウジと長々と話して気づけばもうご飯時になっていた。


「じゃあ、俺は帰るぜ」


「うん、ありがとうコウジ」


「おう」


「また明日ね」


「あぁ、また明日」


そしてコウジが帰っていくと入れ違いでリトオが戻って来た


「お疲れ様、リトオ」


「ソータの方もお疲れ様、誰か来た?」


「コウジが来たよ」


「そうなの?入れ違いになった?」


「そうだよ〜」


するとリトオは悔しそうな顔をした。


「リトオ、ご飯食べたら?疲れてるでしょ」


「食べ終えるまで受付任せていい?」


「いいよ、どんだけ時間かかってもいいからね」


「ありがとう、すぐに戻ってくるよ」


リトオが休憩室に入ると同時に入り口から筋骨隆々と言うべきか服の上からでもはっきりと分かる鍛えられた筋肉が溢れんばかりの男の人がやって来た。


「いらっしゃいませ、今日コウジはお休みだよ?カトレさん」


「そう?ざんねん、でもコウジの気配がしたんだけどねぇ」


感が鈍ったかな…何て言葉をこぼしている男の人、カトレさんに


「あ、でも明日は来るよ」


「あ、そう?なら明日また来ることにするよ、明日はソータ君も居るの?」


「明日は僕も居るしコウジ、トウカ、リトオも居るよ」


「おや、久しぶりに4人揃うんだ、ならあの子にも伝えとくことにするかな」


「悪い顔してるね〜カトレさん」


「そう?俺としては優しい笑みなんだけど?」


「カトレさんがそう言うならそうなんだろうね」


「じゃあ、また明日ね」


と言いカトレさんは帰って行った。


「…あれ、明日コウジが来るって言っちゃだめだっけ?」


ていうか、カトレさんの言ってたあの子って…あの子だよなぁ、ごめんねぇ、コウジ、トウカ。

なんて思いながら軽く手を合わせるとリトオと入れ替わってお昼ご飯をちゃちゃっと食べて受付についた。

午後は特に人も訪れずに書類作業をしてから帰った。

結局、店長は今日お店に来なかった。

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