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174この物語はフィクションです。(筆者)

 

 以後の出来事については諸事情で記載を省略します。


 だが、奇跡は起きた。

 奇跡は起きたんだ。


 でも、わかっている。

 ここに辿り着くのに、時間がかかり過ぎた。

 もう、お互いにおじさんに、おばさんだ。

 わかっているさ。それに相手はきっと人妻だろう。子供もいるだろう。


 でも、良かった。一目会えた。

 たったそれだけでも、この自分の生きてきた人生にどれだけ感謝できることか。


 たとえ、人妻であっても、おばさんであっても、あなたに会うことができて、本当に嬉しかった。

 だって、この地球上には50億人もの人がいる。そんな中で、同じ場所、同じ時間に、偶然に巡り合わせた。

 これを奇跡と呼べずして何て呼ぶのか。


 あなたに会えたこと、そして、互いに元気であったこと、それだけで十分。

 再び、出会えたことに、私は感謝します。


 以後の出来事は省略とは言ったものの、別れる間際に、あなたはこう言ったんです。


「ねぇ、幸せ?」


 その答えは、今なら、こう答えるでしょう。


「はい、とても幸せです。」


 と。




 さて、時間がない中、この物語を一通り書き上げました。

 自分では、比較的にポジティブに振舞っているつもりでも、周りからすれば悲観的に見えるらしい。

 きっと、この物語も、悲観的な結末になってしまているのでしょう。


 別にこの物語がどんな結末になろうが知ったこっちゃない。

 この物語を最後まで読んでくれた読者の皆様がどうのように思うかも自由です。


 でも、これは小説です。フィクションです。

 所詮は筆者の作った妄想の物語でしかないんです。

 だから、どうにでも書き換えられるんです。

 だったら、書き換えてやろうじゃないか。


 だって、奇跡は起きたんだ。

 奇跡はあった。

 こんな悲しい終わり方はしたくない。

 だから、この物語を自分の都合のいいように、せめて、この物語だけはハッピーエンドになるように書き換えよう。

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