ここまでのあらすじと人物紹介:それぞれの想いへ
アイギス打倒後、タツヤは霞に告白する。そして、霞はタツヤと共に深層10万mのレッドダイヤを目指して再び、グローリーホールを下った。
その際に、ベベルゼルドと再開することを夢見る朱音も、タツヤと共にグローリーホールへと飛び込む。
再びの深層10万m。そこで生気を使い果たし小さくなったアイギスと再開する。一方で、アイギスの城に亡霊が現れ、狙い撃ちされた朱音は自分が最弱であることに気づく。しかし、ベベルゼルド残した手紙を見つけ、やる気を出し、アースホールへ飛び込んだ。
アースホールは人の想い次第で、過去を見ることや、転移することすら出来る不思議な空間だ。
朱音は冒険者ベベルゼルドと再び会うことを夢見た。その夢を望んだ朱音の想いによって、アースホールの最奥で地上へと転移した。転移した地上は、空と海の一面に広がる青い世界、そこに飛空艦を見つけ、船上にベベル達の姿を見つけた。
ついに、朱音とベベルゼルドは再開を果たした。
けども、ベベルゼルドが指さす先、そこには雲に隠れて浮かぶ島があった。
天空未来都市ノヴァリス。
タツヤたちの住んでいるラビリンスは、地上での戦禍を免れた人々が作った大深度の地下大迷宮都市、その一方で地上でも、戦禍を免れた人々が近代的な未来都市を作っていたのだ。
この都市では、たまに不幸なことが起きるが、妖精たちの仕業であることが発覚する。どうやら、妖精の村はノヴァリスに引っ越しをしていて、その際にアリエルは置き去りにされたようだった。
一通り、ノヴァリスを散策した後、魔女クロニエルの転移魔術でアースホールへと戻ることにする。
元々は霞はタツヤと共に深層10万mのレッドダイヤを目指すつもりだった。アースホールはそのついで。
けども、アースホールは人の想い次第で、過去を見ることや、転移することすら出来る不思議な空間。
以前に、このアースホールにきて、霞の過去を覗いた。霞の過去にあったのは、タツヤが自分の転生前の世界、それも、自分の想いを寄せた大学の先輩がいた場所、時間も一致した。
けども、声をかけようとしたとき、どうしても勇気が出ず、貴重なチャンスを逃した。
けども、もう、逃げない。アリエルに散々弱虫と言われ、霞にも背中を幾度となくド突かれた。
朱音は、このアースホールで自分の会いたい人に再び会えた。
タツヤは、このアースホールで、霞の過去を再び追い求める。
果たして、霞は、タツヤが想いを寄せるあの人なのだろうか。
●タツヤ:
主人公。ランクDで魔術は扱えないが、何度も転生するうちに剣術だけは長けた。
何度も何度も転生する能力を持つ。彼の人生は暗い。楽しい人生なんてなかった。たった唯一、大学時代にだけ楽しい時間があった。その時に出会った先輩に片思いをする。
今回の転生した世界では、その先輩によく似た人と出会う。そして、彼女もまた、転生者であることを知る。
彼女の過去を知るチャンスがあるも、彼の勇気のなさが、二度とないチャンスを逃す。
タツヤと霞の働きで、アイギスを撃退後、霞にその事実を告白し、霞のそばで守ることを誓う。
●霞:
タツヤの大学時代の想いを寄せる先輩にそっくりな女性冒険者。転生者。
アースホールの歪みを利用すると、どうやら、霞は転生前はタツヤと同じ場所、同じ時間を生きていたようだ。
それははたして偶然か。
タツヤと霞の働きで、アイギスを撃退後、タツヤと一緒に再びレッドダイヤを目指し、再び地底を目指す。
●妖精アリエル:
自称妖精。昔、天空未来都市ノヴァリスへの引っ越しがあったが寝ていたので置いてけぼりにされた残念妖精。
アリエルの話によれば、妖精はおならはしないらしい。
グルグル巻きにされることに快楽を感じる。
人々の想いをアイギスにぶつけることで、アイギスを撃退したと、思われていたが、実は既にアイギスが逃げた後で無駄骨だったことが発覚する。
●妖精セシリー:
天空未来都市ノヴァリスに住むクソ妖精の一人。地獄耳。
アースホールのほとりの手紙に『バカが見る~。お尻ぺんぺん 妖精セシリーより』と書かれた手紙が残されていた。詳細は不明だが、アリエルによるとイタズラ好きの妖精だったという。
●アイギス:
アイギスラントブルカ=ブラッドレイン=ボーンテッドブルーン
自称、最高血種の姫。いわゆるバンパイヤ。
ウザい妖精を追い払うために、手には大きめのハエたたきを持つ。武器は赤黒い槍。
何かの間違いで人間を自ら創造したという。その間違いを正すため、人間を滅ぼそうとラビリンスで破壊活動を始めるが、タツヤ、霞、アリエルによって、敗退する。
その後、深層10万mの居城に戻るが、生気を使い果たし、小さくなった。妖精アリエルよりも1㎝背が高い。
●朱音:
RGF社の元民兵、元第一最前線調査部隊曹長。
身長145cm、 体重40㎏
グローリーホール周辺の調査や警備を担当している元社畜社員。ランクA。
グローリーホールに飛び込んだ『ベベルゼルド』という冒険者に恋焦がれ、RGFに入社した。当初、事務職希望だったが、優秀な戦闘能力を評価され最前線へ配属されてしまった。RGF社時代に720時間連続徹夜したこともあって体力がある。トイレは72時間耐久可能。
若いころにベベルゼルドに一目惚れし、それ以降、グローリーホールに飛び込んだベベルゼルドと再び会えること夢見ていた。そして、今回、アースホールに飛び込み、ついにベベルゼルドと再開することができた。
●ベベルゼルド:
通称、ベベル。ランクSの冒険者。女たらしのクズ男。
グローリーホールにお宝の夢を抱いた冒険者。周りの冒険者からバカにされながらも、その夢を貫き、仲間と共にグローリーホールに飛び込んだ。その後、消息不明であったが、ついに地上の空飛ぶ飛空艦の上で、朱音とタツヤたちと再開した。
現在は、空賊と呼ばれる賊の取り締まりを引き受けている。
●アイリス=クロニエル:
通称、魔女。ベベルゼルドと共にグローリーホールに飛び込んだ冒険者。
いかにも魔女という雰囲気のとんがり帽子を被っている。
●リュウゼン=セイイチ:
ベベルゼルドと共にグローリーホールに飛び込んだ冒険者。ラビリンスでも有名な剣士。
料理の腕はすごい。
●リア:
本名、リアノルド=ブランドレイン=アーミルブルカーノ
「小さな地図屋」の店主でいつもはタツヤの作った地図を買い取っているが、その本性は、バンパイヤ。
過去に、ある少女に助けられたことから、人間を好きになった。
ある男に「人間は卑劣で愚劣な種族。でも、全員が全員ではない。目の前で困っている人間がいれば助けてあげて欲しい。」と言われ、その少女と再会する。そして、「目の前で困っている人間がいれば助けてあげて欲しい。」と約束をし、その約束を守るため、アイギスと戦った。
●ダン:
Bランク、優秀でもないが、冒険者。詳細は不明。
アイギスの眷属を倒すことができた、数少ない冒険者の一人。
傍観者、この世界を長く生き、ひたすらに傍観する人間。
はるか昔にリアによく似た女性に助けられ、一目惚れしたという。
●グレゴリー:
Bランク、冒険者。
ラビリンスに非常事態宣言が出された際に、タツヤと霞と一緒の班となった。
アイギスの眷属を倒すことができた、数少ない冒険者の一人。
始めはタツヤをランクDと舐めていたが、その実力をみて、自分の認識が誤っていたことに気づく。
アイギス打倒後、地上を目指して多数の仲間を引きつれて、ついに地上に達した。
●グローリーホール:
深層1.5万mにある大穴で、深層10万mまでに通じる。過去にグローリーホールの底に夢を抱いた冒険者たちが飛び込んだことはあるが、戻ってきたものは誰もいない。
RGF社が地下へ進むための開発を進めている。
●アースホール:
地下10万mにあった大穴。アイギスが言うには地球の直径よりも深く1500万m以上あると言わる。地上での物理法則の成り立たず、常識とはかけ離れた現象が起きる大穴。
重量の密度によって、光が偏移し、色とりどりのオーロラのように色が変化する。
さらに深くなると光や空間、時間までもが歪み、過去の時間、異なる場所を見ることができ、転移することすらできる。
●天空未来都市 ノヴァリス:
地上の雲に隠れて、空に浮かんでいる島。風力と太陽光でエネルギーを得て、浮力発生装置で浮いている。元々は無人島だったが戦禍を生き抜いた技術者が作り上げた。近未来的な都市となっている。人々は魔術を知らない。
この都市では、たまに不幸なことが起きるが、全部、妖精のせいと噂されていたが、本当に妖精がイタズラをしていた。




