表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』
41/251

第39話


 放課後、期末考査前ということで蛍と空き教室で勉強していたら


 「……失礼します」


 また草下部と市井の二人がやって来た。


 「……先輩方、もしよろしければ……少しテストについて教えていただけませんか?」


 草下部がえへへと笑いながらお願いしますと手を合わせる。


 「……別に構わないが……役立てるかわからないぞ?」


 とりあえず一年生の二人も加わり勉強会をする。草下部や市井にわからない所を聞かれればこれはこうだと答える。


 「……先輩、頭いいんですね!?」


 ……草下部にものすごく意外そうに驚かれた。なんで頭悪そうと思っていた先輩に勉強教わろうとしてたんだ?こいつらは……


 「……市井は他にわからない所あるか?」


 「……は、はい大丈夫です……」


 市井は恥ずかしそうに答える、こちらの方が草下部より勉強はできそうだ。


 「……蛍もわからない所あるか?もし後でわからない所見つかったらメールしてくれ」


 「……はい」


 そう、いつも通り話していたら


 「いいなー、私達にもメールアドレス教えてくださいよ!わからない所あれば教えて欲しいです!」


 草下部が「どうしても!」とうるさいので仕方なく草下部と市井と連絡先を交換した。


 「それじゃ、先輩方!お疲れ様でしたー」


 勉強会が終わったら草下部は元気に、市井は丁寧に挨拶をして先に帰っていった。


 「……騒がしい奴だなぁ」


 そう言って蛍を見たら


 「……」


 あれ?なんだろう蛍の機嫌が悪い気がする……やっぱり騒がしいのは苦手だったのかな?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ