第22話 3/21 ジソジ
3/21(土)
「どうしてトウヤくんと二人で遊びに行くのに、課長までついてきてるんですか?」
昨日電話で、後輩のトウヤ君と遊びに行くことが決定したのだが、そこになぜだか課長がついてきた。
「パワハラですよ、パワハラ!!」
「横暴だ! 横暴だ!」
私とトウヤ君は騒いだが、課長から「焼肉おごるから」と言われたので、二人で掌を返した。
「課長、神ですね、神」
私がそう言うと、トウヤ君も便乗して乗っかって来た。
焼肉の煙でも気にならないように、今日はいつも来ている白い厚地のフーディにインディゴデニムのコーデにしました。ちなみに足元は白いダッドスニーカー。
公園を散歩したり、広場で童心に戻ってボール遊びをしたりした。
ちょうど広場にはバスケットゴールが置いてあった。
トウヤ君と課長は、二人ともバスケットボール部だったんだって。奇遇ですね。
楽しそうにバスケをする二人を見てたら、ちょっと気分が戻って来たかも。
ついでにカラオケにも行ってみた。
課長のチョイスは、自分が中学の頃に流行っていた幻の歌手「ジソジ」の歌だった。
課長もわりと自分達と似たような歌を歌うなと思っていたら……。
なんと、私と課長の年の差は三歳だったことが判明しました……。
まだ三十一だったの?
というか、結婚してたと思ってたけどしてなかったし……。
やっぱり、顔は良くても性格が厳しいと結婚できないんだわ……。
残念ね……。
だけど夜、焼き肉を奢ってもらったら、少しは課長のことを見直しました。
ただで食べるお肉は最高です!!!
元気になったぞ。
明日は部屋探しと荷造り頑張るぞ!!!




