060⚫️入電! & 061⚫️クイーン岬のリズ
060⚫️入電!
「艦長、来ました!’ワレ、任務ニ 成功セリ!フジサン、ノボッタ!’ボビー副長からです!」
「よし!合流ポイントに向かう!全速前進!第一級戦闘配置!気合を入れるぞ!お迎えの花束を用意しておけ!」
’ユキカゼ’は’カメレオンシールドを展開し、海の闇に溶けこむ槍として進む。
061⚫️クイーン岬のリズ
「追い詰めたぞ!バーバラとその従者たち!もう、逃げられんぞ!おとなしく両手をあげて、降参しろ!」
リズの声がクイーン岬に響き渡る。
断崖絶壁。その先には暗い海。遥か下方から、不気味な波音が這い上がってくる。
「逃げられん、だとお!だれが逃げたというんだあ!わたしは逃げてなんかいないぞ!戦略的移動だあ!えっと・・・おい、なんだったっけ、トーマス?」
「後方機動、後方機動ですよ、先輩・・・。」
「そう、それだ!わたしは後方機動しただけだあ!」
「なんとでも言い繕うがいい!お前たちの命は風前の灯、ひとえに風の前の塵に同じだ!」
「くぅ!小憎たらしいことを!リズ、かわらんな!」
「貴様こそだ!飼い犬に手を噛まれる、とはこのことだ!ここで決着をつけてやる!カウントしてやる!蜂の巣になるか、それとも、降伏して命乞いをするか、選ぶがいい!ふあっ、はっ、はあ〜!」
リズがゆっくりとテンカウントを始める。
だが、ボビーもカウントを始めた。
「5・4・3・2・1!今だ!」
三人は身を翻し、岬の突端、わずか手のひらほどの岩場を蹴った!
落ちる!
リズは息を呑んだ!!
馬鹿な!身を投げたか?!
いや、あのバーバラが自ら死を選ぶなどありえない!
・・・と、いうことは?




