059⚫️芝居がかったセリフ
バーバラがふたりを従え走る!速い!男たちが何とかついていく。
「先輩ぃい!次の角、右、右です!ちがうう!そっちは左!」
「右ってどっちだ?!」
「先輩のストレートパンチが効く方!」
「こっちだな!よ〜し!」
三人が一室に入る。そこはエネルギーのコントロール・ルームだ。
「で、どれをどうすればいいんだ?」
「えっとですねえ、逃げるのに時間を稼ぐためには・・・。」
「逃げる、だとお!わたしの辞書に’逃げる’という言葉はなあ〜い!」
「トーマス、’後方機動’って言ったほうがいいぞ。」
「後方機動です、先輩!」
「よ〜し!これを押してみよか!」
「ゲスト・カーネル、ちがう、ちがう!そんなことしたら、基地全体が吹っ飛びます!」
「うん?貴様、わかるのか、ボビー?」
「わたし、こう見えても、もともと技術屋ですから。」
「あ〜、それで技術長と仲がいいんだな。」
「先輩、セット完了です!これなら怪我人もでないはず!」
警報が鳴り響き出す!脱走がバレたのだ!
バーバラが室外に出る!珍しく躓くが体勢をすぐに立て直す。
ふたりの男たちが後を追う!疾風のようだ!
ドオォオオォンン!!!大爆発!基地のあちこちで轟音とともに火柱があがる!
「あれ?予想以上の規模だなあ?おっかしいなあ?」
「トーマス、細かいことは気にするな!行くぞ!」
「まってください、先輩!」
「ゲスト・カーネル、どこへ行くか分かってるんですかあ!」
バーバラが躓いた際、実は、ちょこっとスイッチに触れていたのだ。
大厄災・・・まさにバーバラにふさわしい二つ名である。
「で、死傷者はなかったんだな?」
「はい、総長!奇跡的であります!」
「くう〜、バーバラめ。初年兵の時から、期待していたのだぞ!寝返った上に、ここまでの破壊工作をするとは!追え!草の根をわけてでも、捕まえるのだ!」
リズ総長は、芝居がかった表現が好きなのであった。




