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052●ありがたい道連れ
「気をつけろ。ライトは点けられん。わたしに続け。」
バーバラの囁きに、ボビーは大きく頷いた。
もっとも、その頷きは深い闇の中では見えない。
‘ユキカゼ’から潜水服で上陸した。
ここは敵地だ。
どんな防衛設備が潜んでいるか、ボビーにはわからない。
頼りは、バーバラの知識と‘野性のカン’である。
発令を受けたからには、行かなければならないのだ。
司令室での作戦会議。
会議というよりも、発令を受ける儀式のようなものだ。
「敵地に上陸するのでありますか?」
ボビーが思わず尋ねる。
「そうだ。情報を向こう側の科学者チームに届ける。簡易受信設備と共にな。」
「パスワードも忘れるな、ということですね、司令。」マチルダが感情を込めずに言う。
「で、わたしの出番というわけだな。あのへんは、庭のようなもんだ。任せておけ。」
「でも、ゲスト・カーネル・・・。たったふたりで、って不可能作戦みたいじゃないですかあ・・・。でも・・・やるんですよね?」
「あったりまえだあ!こんなおもしろいこと、やらんでどうする!ボビー、お前も連れてってやる!ありがたく思えよお!」
「またですかあ?!」




