表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
43/67

051●大器晩成

最盛期。

文化にも、文明にも、人の一生にも、確かにそう呼べる瞬間がある。

高揚感、充実感、達成感が同時に押し寄せ、

自分が‘波に乗っている’と実感できるときだ。

では、それはいつ訪れるのか。


「あなたは大器晩成型ね。」

亡き母はよく、そう言って笑った。

しかし、気がつけば老境に差し掛かっている。

伊能忠敬が測量を始めた年齢を越え、

信長と秀吉がこの世を去った年齢すら過ぎてしまった。

いったい、いつ晩成するんだ。

‘晩成’とは、どの晩を指すのか。

そもそも自分は‘大器’なのか。あやしい。


ふと彼は考える。

世界線をこえるようになった「今」。

見える景色が増え、出会える人が増え、

手の届く未来が静かに広がっていく「今」。

もしかすると、

これこそが、自分にとっての最盛期なのかもしれない。

‘波’に、いつの間にか乗っているのかなあ?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ