表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
45/74

053⚫️見つけたのは、あの人

「ここ、落ち合う場所でいいんですよね、ゲスト・カーネル?」

「そうだ。・・・そう思う。多分な。そうなんじゃないかな?」

「なんだか、確信がないようですが。」

「そ、そんなことはない!だいじょうぶだ!」


ふたりは物音を立てないよう、建物の影から中へ入ろうとした。

その瞬間。

ライトが正面から照らされた。

「だれだ!動くな!手を頭の後ろに組め!」

眩しさに目を細めると、声の主が叫んだ。

「・・・あっ!先輩!じゃなくて、大佐あ?!なんでこんなところに?!」

「お〜、トーマスか! ひさしぶりだな。貴様、ここで何してんだ?」

「いや、捕虜交換でもどって・・・いやいやいや!あなた、反逆者ですよ、大佐あ!なんで’のこのこ’と、敵地の軍事倉庫なんかに来てるんですかあ!」

「ん? ここって・・・あれっ?軍事倉庫か?お前、その階級章・・・少佐?」

「そうですよ! 降格ですよ! 降格!」

「ほ〜、やはり捕虜になったからなあ。」

「違います!誰かさんのせいで、海上艦を一隻沈没させたからですよ!!」

「ふ〜ん。まあ、あの時はご苦労だった。うん、ちょうどいいところにいたぞ、トーマス。お前、道案内しろ。」

「なっ・・何を言ってるんですかあ?!そんなの命令・・いや、命令ですらないですよ!聞けるわけが・・・。」

バーバラはニヤリと笑った。

「ほお?では、ここでお前の‘恥ずかしい過去’を、わたしの横にいるこの男に、ないことないこと全~部、話してやってもいいんだなあ?お前には貸しがあったよなあ〜?」

「ちょっ、ちょっとぉ!海上艦一隻沈めたことで十分じゃないですかぁ?!」

「ボビー、こいつ、見かけによらずだなあぁ・・・・。」

「ちょ、ストップ!ストップぅ!先輩、やめてください!!」

「じゃあ決まりだ。行くぞ、トーマス。案内しろ。」


こうしてバーバラは、‘最適すぎる道案内’を確保し、軍事倉庫を後にした。

ついでに多用途ジープまで、ちゃっかり拝借して。

潜入任務はかくして、ようやく、ここから始まる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ